遮光カーテンを開ける。
暗い部屋。
遮光カーテンの隙間から溢れる一筋。
キラキラとした水面のような光が射す。
ベッドから起き上がると。
──シャッ。
重たい遮光カーテンを開ける。
… … … … … … … … … …
夜のように真っ暗だった部屋。
そこに、たくさんの光が入ってくる。
窓の向こうに広がるは。
いつか見た、誰かの絵画のような青空と白い雲。
秋の穏やかな太陽が世界を、私を照らす。
からり、と窓を開ける。
心地よい風が、私の頬を撫でる。
遮光カーテンを開けたその先は。
光の世界が広がっていた。