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ライバル現れる。

あっという間に5月に、入った。

学校では杉村先生が


「海に行く段取り、するけど聖菜の

都合は?」


「次の日曜日は、お兄ちゃんが病院に

行ってくれるから、日曜日なら昼迄

大丈夫です。」


「じゃあ、ダッシュと賢一先生は

押さえとくから!」


「じゃあ、私も女子に、声を

掛けときます!時間と場所は?」


「昼だから、早い方が、いいな?

8時に、学校に集合な!」


「はい。」

微笑み会う、二人。


海水浴当日


「全員、揃ったな!」

と、ダッシュ。


「は~い。」


「車2台に分かれて、行くからな!」


「聖菜、杉村先生の助手席に乗りなよ!」

と、言ってみんなが、分かれて乗る。

でも、みんなが居ると、そんなに話

出来ない二人。

海に着いた。

聖菜には、初めての海水浴。


(気持ちいい~)


「良い天気で、良かったな!」

杉村先生が、やって来た。


「本当に良い、天気ですね?」


「聖菜は、泳げるんか?」


「ハハハ、かなずちです。砂浜で

遊んでるから、先生泳いで来て。」


「えっ!」

手を引いて、海に入る杉村。


「無理、無理。」


「大丈夫!俺が居るから、身体の力を

抜いて。」

言われるままに、する聖菜。


「あっ!浮いてる!」


「だろう?」


「凄い、気持ち良い~」


「今日は、ずっと、こうやって居ようか?」


「でも、みんなが…」


「そうだな?」


「でも楽しい!」

聖菜の顔は、満面の笑顔だった。

杉村は、そんな聖菜の笑顔が

大好きだった。

少し疲れたので、砂浜に座り

みんなが、キャッ、キャッと

楽しそうに、しているのを見て

いると、隣に賢一先生が座った。


「谷田、楽しそうだったな!」


「はい、楽しかったです!」

あまりの聖菜の、可愛いい笑顔に

賢一先生の嫉妬心に火が付いた。


「谷田は色が、白いから少し日に

焼こう、横になってごらん。」


(断るのも悪いしな~)

仕方無く、横になる聖菜。

すると賢一先生が、自分の顔と

聖菜の顔に、バスタオルを掛けた。


(えっ!これはヤバいよ!

杉村先生が見たら~)


「何してるの?あの二人!」


(わっ!杉村先生の声だ、出たいよ!)

すると、ダッシュが聖菜に、砂を

掛けて来た。

聖菜は、脱出出来た。

ダッシュを見ると、親指を立てていた。

聖菜も、親指を立てた。


(ダッシュ、ありがとう!)

その後、杉村先生は機嫌が悪そうに

見えた。

帰りに、私の病院の時間が有るので

病院の近くの、お好み焼き屋さんに

行った。

みんなが、今日の話で盛り上がって

いる中、聖菜はもう出ないと

いけなかった。


「ごめんなさい、時間なんで病院に

行きます。」

みんな、事情を知ってるので


「気を付けてね!」

と、見送ってくれた。

杉村先生は目を、合わせてくれない。


(やっぱり、怒ってるのかな?)

でも、病院に行かないと、お父さん

待ってるから、お店を後にした。

少し歩いていると


「聖菜!」

杉村先生の呼ぶ声が、した。


「先生!」


「病院迄、一緒に歩いて送るよ!」


「でも、ご飯は?」


「もう食べた!」

杉村は食べずに、出て来た。


(どうせ歩くなら、手を繋ぎたいな?)

と思う聖菜だが、勇気を出して

先生のTシャツの端を、掴んだ。

すると、先生がスッと、手を握って

くれた。


(嬉しい~)


「着いたよ!」


「先生、ありがとう!」


「又、海行こうな!今度は二人で!」


「うん!」


「じゃあな!」


「うん。」


(もう最高に、嬉しい~)


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