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波乱のキャンプ

翌朝、やはり、どしゃ降りの雨だった。


「どうなるのかな?」


「帰るのかな?」

先生達は、みんなで話をしている。

先生が、戻って来た。


「みんな、雨が凄いので

今日は、明神中学校で1泊

します。」


みんなバスに、乗り込む。


「キャンプなのに、学校って最悪。」

色々な、声が聞こえて来る。


(こればっかりは、しょうがない)

と、思う聖菜だった。

雨の中、バスは走り明神中学校に

着いた。


「さぁ、今日はお弁当になります。

その後、色んな行事をします。

先に、催物を、してその後

2校合同の、フォークダンスを

しますから!」


「は~い。」

女子達が、弁当を食べながら


「聖菜は、知らないだろうけど

明神中の上田龍先輩って、凄く

モテるんだよ。」


「へぇーそうなんだ、どの人か

分からないし。」


「聖菜は、杉村先生、一筋だから

関係無いか。」


「うん!」


「はい、はい、ご馳走様です!」

5人で笑う。


「お前達は、何時も楽しそうだな?」

と、ダッシュがやって来た。


「楽しいですよ!」


「良い事だ、楽しめよ!」

催物の時間、明神中学校の人達は

面白かった。


(次は、フォークダンスか、杉村先生と

踊れ無いな、でも見られるのも、嫌だな。)

フォークダンスが始まった。

すると、せりなが


「聖菜、言ってた上田先輩、誰とも

手を繋がない、みたいだよ。」


「じゃあ、手を出すだけ無駄じゃん。」


「でも、私は出すから。」

と、せりなは言った。


「頑張って!」


(フォークダンスなのに、どうして

誰とも、手を繋がないなんだろう?

よっぽど、好きな人が居るのかな?)

と、考える聖菜。


(あ~あの人が、上田先輩なんだ

やっと分かった、確かに繋いで

無いな?)


「あの、谷田さん、谷田さん。」


「あっ、はい。」


「哲治君の親戚ですか?」


「はい。」

と言ってると、交代になった。


(もう直ぐ、上田先輩だけど手を

どうしようかな?出さないのも

失礼だしな?あっ、次だ、一応

出しとこう。)

(えっ!手が触れてる。)

みんなが、ざわついてるのが、分かった。


(どうして、私だけ?)


「君って、哲治の親戚?」


「はい。」


「何時まで、こっちに居るの?」


「1学期が終わると、帰ります。」


「そうなんだ。」


(やめて~杉村先生が、見てる

でしょう?)


「どうして?」

と、みんながヒソヒソ言っている。


(私は何も、してないよ。)

フォークダンスの時間が、やっと

終わった。


(やれ、やれ)

すると直ぐに、女子達がやって来た。


「どうして、上田先輩は聖菜だけ

手を繋いだの?」


「分からない、私は初対面だし」

4人が、いっせいに


「ずる~い」


「はい、はい私が悪うございます。

早く部屋に、帰って寝よう。

疲れた。」

その夜は、みんな2日連続でバスに

揺られていたので、早く眠りに

ついた。

明日、起こる事を知らない、聖菜も

眠りについた。



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