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宣戦布告!

ご飯が出来た。

先生が3人で、聖菜達が5人。

由香が


「お腹空いた~早く食べよう!

何処に座れば、いいの?」

ダッシュが


「好きな所に、座れ!谷田

こっちに来い!」

と言って杉村先生の横を空けて

くれた。


(ダッシュ、神~)


「いただきます。」


「先生、美味しい?」

と聞く聖菜に


「美味しいよ!」

と、笑顔の杉村先生。


(機嫌、直ったのかな?)

そこに賢一先生が


「谷田、俺、おかわり欲しいから

作って!」


(え?私、一番遠いよ!)

すると杉村先生が


「聖菜は遠いんだから、近くの子に

頼めば、いいだろう!」

と強い、口調で言った。

何か雰囲気が、と思った時に

ダッシュが


「はい、はい私が作りますよ~」

みんな笑って、空気が和んだ。


(やっぱり、ダッシュは凄い!

でも、前にも杉村先生が機嫌が

悪くなった時が、有ったけど

あの時も賢一先生が、居たな!

ひょっとしたら、やきもち?

ナイナイ!いや、どうだろう?

なるべく賢一先生に、関わらない

様にしよう!)


「今日は、ご馳走様でした、

みんな気を付けて帰れよ!」


「は~い。」

私達は、一緒に帰った。


「途中、杉村先生ヤバかったよね?」


「あれは完全に、やきもちだね!」


「違うよ!」

聖菜は否定するが


「あっでも、お米洗ってる時も

賢一先生が話掛けて来たら、杉村先生

不機嫌になって、向こうに行った

もんね!」


「え~!そうなんだ!」


「聖菜、気を付け無いと、絶対

やきもちだよ!」

みんなが言う。


「こんなに、歳が違うのに、それは

無いよ!」


「そうかな?」

みんなは納得して、無かった。

その日は解散した。

哲治の家に、帰る聖菜。

何時もの様に、外を眺める。


「本当に外見るの、好きだな?

聖菜は。」

哲治が言って来た。


「うん、昔から癖だね!」


「へぇー」


その頃

学校で先生達3人は


「賢一先生、聖菜にちょっかいを

出すの止めて、貰えませんか?」

杉村先生が切りだした。


「え?だって谷田は、杉村先生の

もんじゃないから、別に話掛けても

いいじゃ無いですか!」


「俺の気持ちを、知ってて止めて

欲しいって、言ってるんですよ!

こっちは!」


「僕も谷田の事が、好きに

なったんで、ライバルですね!」


「何だって?」


「ちょっと、ちょっと落ち着いて。」

ダッシュが中に入る。


「賢一先生、谷田の気持ちは

杉村先生に、有るんだから

後、1ヶ月ちょっとしか無いんだから

応援して、あげましょうよ!」


「人の気持ちは、変わる物ですよ!

分かりませんよ!」

賢一先生は杉村先生が、一番嫌な

事を口にする。

杉村先生は、黙ってしまった。

ケンカに、ならない様に、黙ったのだ。

ダッシュは、思った。


(後、1ヶ月ちょっと、谷田が

幸せな思い出が、作れます様に。)

こんな事が、有ったとは知らない

聖菜は、変わらない毎日を過ごして

いた。

大好きな、杉村先生の気持ちは、

少しも、変わる事なく。

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