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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
3月
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90 選択

 こんにちは。


 昨日の体調不良は少しは良くなりましたが、何となく怠く頭も重たいまま。リバースの予感が無いだけましかなぁという感じですが。

 昨日の昼食が特によくなかったのかなぁ……よくよく考えると、ちょっと古い物を食べてしまったせいかもしれません。

 去年も古くなっていたたまごのパンを食べて体調が急落して、たった一食の出来事なのに、ずいぶん長い間スッキリしない期間を過ごしたので、食べ物は気を付けるようにしていたんですけどね。勿体ないって気持ちがどうしても……。


 靴擦れにしても、食中毒にしても、こけたり挫いたりもそうだけど。たった一回や一瞬の事で長い間痛い想いやしんどい想いをするのだから、慎重にならないといけないですね。



 ところで昨日、実は書こうか悩んで書かなかった事があって。

 いつもの様に、夜にコザクラインコの放鳥をしたのですが、お爺ちゃんインコが私から絶対離れなくて。それはそれは必死に私の手のひらで寝ようとするのです。

 私は二羽コザクラインコを飼っていて、もう一羽は女の子なんだけど、この子も私の手のひらで寝たい子なのでいつもは順番なんだけど、どうしても交代してくれない。

 困って仕方がなく何とか片手に一羽ずつで顔をくっつけたり色々と工夫をしてしのぎました。(本当は両手でぴっちりと包んでほしいのです)


 その前日、私は放鳥時間には帰宅できなくて、滑り込みで少しだけ間に合った状態だったので、あんまりかまってあげられなかった事が甘えている要因かな?とも思ったのですが、なんだか私の手のひらで寝るおじいちゃんが弱々しくて。


 で今日はケージの中で、体が辛い時に頭を突っ込んでいる事の多いヒュッテ(インコ用のテントを吊るしています)に頭を突っ込んでいたので、声をかけたら必死に出て来ようとして。

 そこから、ずっと私の手から降りることを拒否して居座り続け……やっと毛布に包んだ状態で手から下ろい事に成功しました。

 今日は本当に何もできなかった……

 インコの体温は人間の体温よりも高いので、健康なインコなら問題ないのですが、弱っている子だと体温や体力を温存するのに手のひらは適切ではないのです。

 でも、どうあっても手のひらから離れない……気持ちを考えると鬼にはなれなかったです。


 今晩が山かもしれないですねぇ……


 このお爺ちゃんインコは自家製の子で、お父さんインコは2017年に長生きの末、亡くなりました。それが四月馬鹿。4月1日です。

 親子そろって同じ日はやめてほしいなぁ……


 どうにかこのままキャリー用のケージに入れて今晩は寝かせるつもりなんだけど、明日が来るだろうか。明日はまた手から離れないと愚図るんだろうか。

 一秒でも長生きしてほしい気持ちと、本当は手に乗せない方が良いという現実と、一秒でも一緒にいたいと思ってくれるインコの気持ち。

 2004年の子だから18歳。もうかなりのご長寿。思うようにさせてあげるのがいいのだろうな……幸せだったと思って欲しい。

 

 終わり方を選ぶのは本当に難しいですね。


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