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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
3月
86/365

86 あるある

 こんにちは。


 試作品を作っていてもう午前三時です。

 もうちょっと……次の作業までしたら終わる……と続けてこの時間。なのに試作品ですからね。この時間は必要な時間ですが、直接的なは何も生み出さない時間なのです。はぁ。

 試作品を作ったことで、寸法が長すぎる所とか色々と分かったので、どうあっても失くすことができない工程なのですが、それでもなんか……空しいと言うか。


 最近、新作ばっかり作っているせいで時間が過ぎてしまう。

 一応布物のハンドメイド作家というか、お針子をしている訳ですが、アイデア動画などを見てなるほどなぁ~と思っても、アイデアだから型紙がある訳でもないし、同じ素材が手元にある訳でもない。しかも動画の様にピンチで挟んだりしただけで縫えるわけでもないし、工程の間にはきっちりとアイロンをしないといけない。

 で、結局試作一回目の型紙を手直しするわけです。


 もうただの愚痴ですけどね。ほんと、ハンドメイドって手間がすごいわけですよ。

 

 それでも作ってしまうのは、これがあったら便利だろうなとか、使い勝手が良いだろうなと思ってしまうから。

 実際私は(基本的には)自分が使いたいと思うものしか作らないので、なかなか新作が出来ないのです。

「みんな、こんなのが好きなんでしょ」とか「こんな感じのを作っといたら売れるんじゃないですか?」という物が作れないというか……その辺りが商売ベタなんでしょうね。

 しかも私が使いたいと思うものは、私の感覚自体がマイノリティだから売れないという……


 自覚があるだけましか。


 マイノリティというと、最近とある絵師さんが「失敗したなと思っている画像をすごく褒めてもらえると、自分はマイノリティなんだと思う」と言っていたのを思い出す。

 それ、あるあるなんですよね……。まぁ小説でもハンドメイドでもあるあるだと思うのですが、身に染みて思うのは歌です。

 今日は上手に歌えた!と気持ちよく思っている日よりも、今日は全然だめだった……と思っている日の方がお世辞ではなく褒めてくれる人が現れる。

 これは私だけでは無くてボーカル……いやミュージシャン全般あるあるだと思う。


 どうやら自分に酔って気持ちよくなっている時は人の心に届かないようで、冷静な自分が自分を分析しながら必死になっている状態の方が人に届くものを発信できているようなのです。

 例えばマイク一本で歌っているボーカルが、歌に集中できない状態で慣れない弾き語りをしていたりとか。

 尊敬しているギタリストが、他のボーカルさんの話でもその事を話してくれて、あるあるなんだなぁ~って。

 

 自分が良くできた!という事と人が評価してくれることは別物なんですよねぇ。

 だから前にも書いたけれど、自分で勝手に評価しないで人前に晒すことも大切なんだなぁって思います。

 ……自信が持てない作品を人の目に晒すのはとても勇気がいる事ですが。


 あぁ、最近本当に歌っていないなぁ。

 もう喉が死んでいる。

 来月はバンドを再開しようって言っているから、そろそろ準備しないと全く声が出ないです(泣)

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