表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
1月
7/365

7 楽しい事

 こんにちは。


 現在私は一日書いている文章の量は過去一だと思う。

 五千~一万。


 もっと書く人はいっぱいいるだろうけれど、私にとってはかなりの量です。


 SNSでどうしたら文章を情熱をもって書き続けることができるかという質問に答えているツイートを見た。

 答えは「執筆よりも面白いものに手を出さない」というものだった。


 それは目が醒めるほど的を射てる答えだと思う。


 今日弟が遠出をして日帰り旅行をしてきた……らしい。

 どこで温泉に入って、どんな美味しいものを食べて、牧場で遊んで、人も少ないし天気も良くて暑いくらいで……と話してくれた。

 

 今までの私だったら、いいなぁ~私も行きたいなぁ~となるのが普通なのだけれど、今のは私はそんな事よりも文章が書きたい。次の展開をアウトプットしたい。私が作った物語の細かい展開で自分すら知らない事を書きだすことによって明確にしたい。そんな思いでいっぱいだった。

 とどのつまり、お出かけなんてするよりも、引きこもってパソコンを相手に文章を書いていたいのだ。

 脳内ダイブ。


 本当に、執筆以外の楽しい事を作らないというのは正しい。

 だって、今はこれが一番楽しいのだから仕方がないのだ。どれだけ不健康だったとしても。

 お出かけより、テレビを見るより、漫画を読むより、小説を読むより、もう何よりも書きたい。


 そう思っている間は情熱を絶やす事無く書き続ける事が出来る。

 その状況を意識的に作ることが、続けたいと思っている人にとっては大切なことなんだろう。

 

 ただ、アウトプットをし続けるとその10倍はインプットをしないと出力が出来ないのだ。

 そのインプットが楽しすぎたらアウトだという、とても危うい賭け。


 

 思えば私は昔から文章を書くことは好きだった。

 初めては小学校の感想文を書くことから始まっているのだけれど、中学になってから、友達がやたらと手紙をくれるようになって、手紙という物があるのかと。毎日のように交換日記のごとく手紙を渡される。何でもない事やら悩み事やらなんでも。

 それに返事を書くのだけれど、どれだけその手紙で感動させられるのかとか、まとまった文章にするのか、笑わせられるかと、試行錯誤したものだった。

 手紙なのだから、不特定多数に読まれることは無い。けれど、必ず一人は読んでくれるし反応がある。

 ネットだと、不特定多数が読むけれど、反応がゼロという事もあり……とても残酷。そう思うとあの手紙はよかった。費用対効果は悪いかもしれないけれど、達成感が有った。

 だから私は次々に文章を書いていた。


 あれが私の文章を書く土台になっているんだろうと思う。


 そして書きたい事を箇条書きにしてから書く……とか、そういう手法じゃなくて、まさに今自分が喋っているがごとく書けば早いんだと思って、そういう書き方にシフトしていった。

 だから頭の中で完全に同じことをしゃべって同時に組み立てている。

 

 その間、知り合いに私が書いてるこのエッセイの文章を指摘されて、あぁ、私はそうやって書いているんだなぁと気が付いたというか、再認識したというか。

 書くというのは訓練だと思う。

 同時に頭の中で組み立てて、それを文章にする訓練。

 しゃべるのと一緒なんだけど、少しし違う。

 しゃべっていると、発声のニュアンスや場が流れて行く事で曖昧にしていい事も、文字だと曖昧にできない。だからその感情や事象に名前を付けるならなんなのかという事を細かく精査していく作業。


 これもまた小説などの物語の創作とは違うので、色々難しいなぁと思うのだけれど。

 小説は感情を書いていい場面と、見たままを書いて感情を想像させないといけない場面と。

 その取捨選択をセンスでしながら文章を書かないといけないし、誰が読んでも映像が脳内再生できる説明を付けないといけない。

 パッションだけでも客観性だけでも書けない。


 小説家をやっている人は本当にすごいですね……


 こんなだらだらと書いていいわけじゃないから(笑)


 

 でもまぁ私も一応物語を書いているけれど、その辺のこの切り替えというか、脳の使う部分が違うというのが、ちょうどいいリフレッシュになっているのかもしれません。


 本音は、エッセイを書かないで、早く物語を書き進めたいのだけれど(笑)


 明日から三連休。

 私は何処にも出かけず、脳内ダイブを楽しむのでしょう。

 あーあ、たくさんの人に読んでほしいなぁ……私は面白いと思って書いているんだけどなぁ。

 ……厳しい現実。辛いなぁ。刺され~




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ