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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
12月
357/365

357 物語の中のメッセージ性

 こんにちは。


 現在、少女漫画が原作の長編(?)アニメを見ているのですが。三期も続いたら長編アニメと言っていいかと思っているのですが……

 事前に何となく持っていた作品への印象と、見た時の印象が違っていてびっくりしています。

 どう違ったのかと言うと、ストーリーが面白い展開で人気の作品だと思っていたのが、哲学と癒し……というか人間の普遍的な存在価値と人と人の繋がり、みたいな事が中心のお話で。正直、出来るだけ物語の節目節目が説教臭くならないように気を付けられているけれど、どうしようもない場面もあって。そういう場面って、難しいんですよねぇ。

 少年漫画だったら、熱さと勢いと、敵にやられた時のピンチを傘に勢いでドーンっと書けるのだけれど、少女漫画ベースだと、説教臭さがどうしても浮き上がってしまう。少年漫画は、説教臭さがただの臭いセリフに変換される場合が多いから、不思議なものだなぁと思う。


 特に私が今見ているお話は群像劇っぽい部分もあるから、1人にクローズアップしてしまうと、どうしても回想やインサートでの独白が多くなってしまい、そういう部分が際立ってしまうのかもしれない。

 ……けれど、そういう所も含めて、このお話が連載していた頃の本誌を購読していた世代の女の子には刺さったのだろう。


 この作者さんの何作目なのかとか、他の作風はどうなのかとかまだ調べていないのだけど、これを担当さんに話してGOサインをもらうのは大変だっただろうなぁ。ターゲットが小中学生の女の子だろうし。押しも押されぬヒット作を持っていたり、作者自身が人気の場合は別だろうけど。


 今は日本を代表するようなバンドになっている、ミスター子供たちバンドも、下積みが長くて売れなくてオーデションや大会も落ちまくって、仕方がないから、ビートルズのように最初は単純にキャーキャー言ってもらえるような恋愛ソングを作って知名度が上がり、人気バンドの地位を確立してから自分たちがしたかったメッセージ性の高い曲をやっと発信する事が出来たと言っていたし。

 メッセージ性の高い事を広く発信したいとなると、発信力を付けないといけなくて、発信力を身に付けるためには、小難しい事を大声で言っていても誰も耳を傾けてはくれなくて、悪い言い方をしたら、あほでも興味を持ってくれることや、年頃の子がキャーキャー言いそうな事で注意と好感を引きつけないといけないんだろう。


 このお話にそのセオリーに当てはまっているのかどうかは分からないけれど、何となく異質感が良かったのかなぁ~と思ったり。読者層である思春期の女の子の孤独な悩みとマッチングしたのかもしれない。少女漫画創世記にはそこそこ転がっていたそういうお話も、連載時は周りには類似品は無かっただろうし。時代とセンスが合致したんだろうなぁ~。絵もかわいいし、それだけでもアドバンテージは高い。


 そろそろ最終章なので、明日くらいには最後まで見届けられるかなぁ。えっと、十二支のお話なんですけどね。

 来年はウサギかぁ。そう言えば、今年は年賀状関係のCМもすごく少ないなぁと思います。去年は出していた会社が無かったり回数が減っていたり、郵便局も少なくなっている気がする。干支って、年賀状で気にするくらいだもんなぁ……


 なんか、全然違う終わり方になってしまったけれど、寒いのでそろそろお風呂に入ります。




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