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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
11月
325/365

325 誕生日プレゼント

 こんにちは。


 誕生日プレゼントって難しくないですか?母の日・父の日もまぁまぁ難しいけれど、困ったら花とお酒に逃げ道がある。

 すごく長い付き合いほど、プレゼントする物が無くなって来るし、知り合ったばっかりは好みのものが分からないから、これまた悩む。


 基本的には、私はプレゼントは“嫌げもの”というのでしょう?ネタ的なプレゼントだったり、プレゼントを用意する側の自己満足で良いと思っているのです。

 ハンドクリームをあげたって好みの香りか分からないし、マグカップをあげたって、もうヘビロテしているお気に入りがあるはず。アクセサリーやバッグをあげても、身につけるものの好みは繊細で、気に入ってもらえない事の方が多い。部屋に飾るものは、部屋にマッチしなくて置いてもらえないかもしれない。そりゃ、ハイブランドのものをあげたら話は別でしょうが、恋人では無く友達ですからねぇ……お互い庶民の。


 定石では、普段使っている物をワンランクアップさせた物をプレゼントする、なんて事も言いますよね。ヘアブラシとか、石鹸とか。でもそれも定石過ぎて、もう貰っている可能性がある。

 

 お菓子とか茶葉とか消え物でもいいのだけれど……誕生日は毎年同じ日。旬のものが被る。まぁ、それが好物であるのならそれでいいのだけど。ハムの人のように、漬物の人とかになれたら毎年困らなくて済む。……けれど、それもかなり親しくなってからのプレゼントだよなぁ~と思う。食べ物をプレゼントする仲って。


 このように毎年悩むわけですよ。今、彼女たちは何に興味があるだろうか?何を持っていて、何を持っていないだろう?と。好きな物を知っていてもオタククラスになると、だいたい欲しい物は自分で買っている。そして持っていないものは要らないから買っていないという事だ。

 小学生の頃は簡単だったなぁ~。かわいい文房具をあげたらそれでよかったんだもん。それかマスコット人形みたいなものとか。

 自己満足でいいと思いながらも、何がふさわしいのか、喜んでもらえるのか想像を巡らせるわけです。


 実用的すぎる物って、なんか……誕生日プレゼントに向かない気がしませんか?例えばキッチン用品。「これ、職人さんが一個一個目立てをしたおろし器なんだ!めっちゃいいよ!」とか「このすりこぎ棒、すごく使いやすいんだよ!山椒の香りもつくよ!」と言っても、まぁ、嬉しいかもしれないし、料理が趣味ならいいけれど……なんか違う気がする。それを使って料理という日常の労働を強いてしまうというか……。

 これは、もらう側の問題と言うより、あげる側の気持ちの問題かもしれない。リクエストされていたなら話は別ですよ。その場合は、サプライズが出来ないので自己満足のメーターはダダ下がりですが、考えなくても良いし、もらう側も満足度が高いでしょう。

 でももらう側としても、リクエストしていないのに感性にぴったり来過ぎのもの貰った時の喜びは、脳が危険なほど麻薬成分をドパドバ出しますからねぇ。私の友達すげぇ!ってなる。貰う方も博打感を楽しんでいる部分もあるのです。


 実用的すぎず、実用にも応えられる……特別感のあるもの。そういう双方に満足感があるものって何だろう?と考えてしまう。そもそもの話。上記の理由もあるけれど、それ以前に誕生日の贈り物が苦手で。なんだったらクリスマスとか、久しぶりに会った時タイミングでとか、そういう時にあげたい。そういう私特有の性格でも、何を用意するのか非常に悩ましい。

 そんなに難しく考えなくても、オススメの紅茶とかチョコとかあげといたら良い気もするんだけれど……そういうものは普段会った時にあげているからなぁ。そのせいで私の中の誕生日プレゼントというハードルを上げていしまっているのかもしれない。自業自得か。

 結局あんなのが良いな!と思ってもなかなか思い付いたものは売っていないから、作ったり……手作りは嫌われるかもしれないけれど(汗)でもまぁ、私は売り物を作っているから買う人がいるレベル、という事で許してほしい。

 とりあえず、今いろんな事をそっちのけで作っているのですが……間に合うだろうか。いや、間に合わせた上で違う仕事も仕上げないといけないのだ。


 何を作っているのかは、また今度。


 ほんと、人にあげる物って難しい……




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