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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
11月
314/365

314 マイナスオーラ

 こんにちは。


 知り合いでも無く、ただネットで見かける一般人のとある方の話。その方が心が不安定で、もしかしたら自殺をしてしまうかもしれない様な状況である事を知り……なんというか説明しようのない感情が生まれる。

 良く知らない人で、時々検索をしたりするときに見かける方で。たまたま友達がその人の不安定な書き込みを見て、心配して話題にしたのだけれど。


 こんな事を言うと人間性を疑われるだろうけれど、私は出来るだけ関わりたくないのだ。

 心が近い人だったら行動を起こすだろうけれど、私は強くない。というか、どんな人なのかを知らないゼロの状態で、不安定なその人を支えられるほど、私はどっしりと安定していない。

 中途半端なプラスオーラの人が近づいたくらいでは、強いマイナスを帯びている人に近づくだけで引きずり込まれてしまう。人を引き上げるのは、とてつもないエネルギーなのだ。そういう場合は、複数のプラスのエネルギーを持った人たちが引き上げるのだ。

 精神的に弱い人たちが寄り集まってしまうと、どんな方向に負の感情が膨らむかわからない。冷たいようだけれど、知らない人なのだから自分の精神を犠牲にして関わる必要が無い。


 例えば、カフェの隣の席とかでそういう状況なら直接声も届くし、肩に手を置く事も出来るけれど、ネットだから歯がゆくて。向こうにその気が無ければ、どうしようもない。それだけでも不安要素が相乗される。こちらへのダメージが大きすぎる。


 潜在的に不安定な人は、出来るだけ目にしない事、寄って行かない事。冷たいように思えるけれど、それは自分の為でもあり相手の為でもある。


 精神的にも経済的にも、本当にそう。介護でもそう。不安定な要素やマイナスのオーラは、たくさんの人で引き上げないといけない。無尽蔵な太陽のような人は、なかなかいないから。みんな疲れるし、ネガティブな想像だってしてしまう。なにより、マイナスというのは理由なく伝染する。

 伝染しそうとか、ダメだと思った人はすぐに逃げる事。世の中のプラスオーラは限りがあるから、マイナスを増やさない事が大切なのだ。

 得てして、そういう気持ちを雑踏の中から見つけやすい人、安易に近づいてしまう人、敏感に反応してしまう人は特にマイナスに変わりやすい人だから、自分で守るしかない。気持ちが分かる分、マイナスがうつってしまう。


 こんな事を思うのも嫌なんだけれどね……本当は。こんな気持ちに触れることも嫌なんだけれど。


 明日はその人がウロウロしているかもしれない場所に行くので、見かける事が出来たらいいのだけれど。私にはそれくらいしか。

 友達たちも、みんな強いわけじゃないから、情報を追ったり近づかないで欲しいな、と思ったり。


 これから冬に向かうからなぁ。気分が落ち込み屋い人は、季節にも引きずり込まれやすい。

 みんな、日光浴しよう。うん。




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