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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
11月
310/365

310 バンド再結成のインタビューあるあるのセリフ

 こんにちは。


 久しぶりの六人編成のバンドで四時間みっちり歌って来たので、もうフラフラです。昔は六時間練習とかしていたことも有ったのになぁ。やっぱり、まだ体力が戻り切っていないのでしょう。

 それでもカラオケでの練習は、最初、30分も歌えないどころか立っていられなかった。徐々に一時間半くらいまでは歌えるようになって。今日は四時間歌えたのだから、完全に戻ったと言っても問題はないと思うのですが。


 今日はまた不思議な体験をしました。今日のメンバーは昔、濃い時間を過ごしたバンドメンバー。引っ越しやら結婚やら妊娠などでバンドを抜けてしまって、もうずいぶん経ちます。ざっと11年前……怖い。そんなに時間が経っているにもかかわらず、みんな見た目もほぼ変わらず(1人ギターの男性・会社員が長髪になっていたけれど)集まった時の空気も変わらず。普通に「おはようございます~。ひさしぶり~」程度で。

 このバンドは午前中からのスタジオ入りは当たり前のメンバーで、よく朝練をしました。今日は10時からだったからマシだったけど、始発近くの電車で行く事もあったなぁ……。私だけ県をまたいで一時間ちょっとかけて行くのです。それでも楽しかった。そんな濃い時間を過ごしたメンバーだからか、自分でも拍子抜けする軽い挨拶でスタート。

 音を出すともっとすごかった。急にあの頃に戻るスタジオ内。確かに年月が経っているという感覚を持ちながら、何も変わらないいつも通りの感覚。なのに、なつかしさで心がいっぱいになる。


 よく解散していたバンドが再結成したり、抜けていたメンバーがそろった時に「音を出すとすぐに昔に返る事が出来ました」というセリフを聞きますが、あれは伊達じゃない。この感覚のことなんだね、とみんなで話していた。

 みんなが揃っている事が当たり前の日常と、繋がって入れてた奇跡と、懐かしさが同じ重さで同居する不思議な感覚。しかも演奏をする事でそれを知り、今を共有している尊さが、爆音が体を揺らす毎に浸透してくる。きっとこんな感覚は、同じ条件を揃えた人たちしか感じることが出来ないのでしょう。とても貴重な経験でした。


 この前のギターと久しぶりに合わせた時よりも濃密で、タイムリープでもしたような確かな感覚。先週もこのメンバーでスタジオに入っていたみたいな。キーボードの女の子なんて、先日にキーボードを受け取って、それまでは一度もキーボードを触らなかったと言いうのに。受け取ってから一度練習をしてみたけれど思い出せなくて。でも忙しくて触れない日々が続いていたから、慌てて昨日練習したら、急に手が思い出したかのように弾けたらしい。脳のスイッチってすごいですね……。ギターも手が覚えていると言っていた。

 因みにドラムはスタジオに入って練習したり、家で軽く叩いてみたりするわけでもなく、聞くだけなのだとか。聞くだけで叩けるって……天才じゃない?ベースは、普通に練習していると思う。それに今も一緒にバンドをやっているし。


 ボーカルはというと、ずっと歌い続けていたなら話は早かったけれど、私はコロナ禍で歌えない日々が続いた上にコロナに罹って体力がゼロになっているからなぁ……。感覚が残っていても声が出ないし体力が続きないという感じでした。ドラムも昔は腹筋が痛くならなかったのに、今は痛くなるって言っていた。二人とも体力が落ちている……(笑)


 四時間なんてあっという間。体感は一時間半です。もっと歌っていられる!と思ったけれど、録音したものを聞いてみたら、最後の方は声が疲れていました(笑)まぁ、それは仕方がないですね。実際に体が疲れていますから。次までには、もっと歌う筋肉を付けておきます。

 でももっと歌いたかったのは、心からの気持ち。違う曲ももっといっぱいやりたい。このメンバーならすぐにだってライブが出来そう。そんな風に思えるのも、信頼しているからなんでしょうね。そんなメンバーと出会えたことが、本当に幸せな事だなぁと思います。




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