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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
10月
302/365

302 不思議な連絡の正体

 こんにちは。


 今日もまた不思議な体験を……。

 起きてすぐに何の前触れもなく、昔一緒に働いていた知人の事を思い出したのです。そして時間を確認しようとおもってスマホを見ると、ロック画面の通知の中にグーグルフォトの過去の画像が。「6年前の今日」という見出しで載っていました。それは結婚式の画像だったのだけれど。そう言えば、その知人の結婚式もカメラマンとして参加したなぁ~と。後でちゃんと確認したら、その知人の結婚式の画像では無かったのですが。まぁ、とりあえず、起きてからずっとその知人の事が頭の中にあって。


 私はラインの通知を切っているので、ラインアプリを開けてみるまでは内容を把握することができなのですが、開けてみるとその知人から四年ぶりの連絡が入っていたのです。何事?!です。

 シンクロニシティと言うのか、テレパシーと言うのか。こういう事って不思議に起こるものです。説明のしようがない。

 きっと連絡をとったり、連絡まではしなくても、ふと誰かの事を思い出したり気に掛けたりしている瞬間は、お互いに思い出しているのかもしれないですね。


 彼女は結婚と同時に引っ越して来て、私の職場に入ってきました。そして旦那さんの転勤で遠方へと引っ越してしまった。某テーマパークでの勤務経験もあり、接客は神レベル。明るくて笑顔の絶えないとても気持ちのいい人でした。

 そんな彼女からの四年ぶりの(引っ越したのはもっと前)連絡。ちょっとドキドキしますよね……。何か、近しい人には相談しにくい事が起こったとか、悪い方にばかり考えてしまって。トークルームを開けないで見える部分は挨拶しか読めないから余計に不安が募る……。


 意を決して要件を読んでみましたが……何のことはなく、オタクになった報告でした(笑)


 とある旬アニメにハマって、その声優さん繋がりで私が見ていたアニメの映画も見て……という話しから始まって。文章の中のヒントは少ないのだけど、それだけでどのキャラにハマって、どの声優さんが推しなのかもすぐに分かる。言葉が……言葉が通じるのです(笑)

 私は演者さんやキャラクターにハマるタイプではないのだけれど、コメンタリーとか製作サイドの話が大好きなタイプのオタクなので、広く浅く分かっていて良かった。その旬アニメは私は見ていないもので。

 彼女は即売会にも行って、自ら売り子をしている神にファンレターを渡したり、アクスタを作ったり絵を描いたりと、かなりのどっぷり具合で。完全なるエリートオタクへと成長していました。

 オタクの話って、話せる相手ってなかなかいなくて……貴重なんですよね。そのオタク語りが出来る相手に選んでくれたようでした(笑)オタク認識が濃いのか、私!

 

 でもまぁ、四年の間に再度大きな引っ越しもしていて。かなり波乱万丈な人生を歩んでいるみたいで。そんな近況的な事も色々と話せてよかった。オタク話もあるけれど、そう言う事も聞いて欲しいかったのかもしれないですね。何はともあれ、繋がっても良い、話をしても良い相手に選んでもらえたことはとてもうれしい事です。


 一緒に働いていた仲間で、もう一人オタクがいたんですよ。私よりかなり年上で、孫もいる方だったのだけど若々しくて私と同年代と言っても誰も疑わない様な、そんな方です。

 私も彼女との何気ないオタク語りには、ずっと心を助けてもらっていたからなぁ。日常にそういう人がいるだけでどれだけ助かっているか。知らない人には、1から説明しないと伝わらないし、話し始めたところで興味を持ってもらえないと地獄の会話。それがオタク同士だと念話が出来るのか?と疑ってしまうほど、少量の単語だけで伝わるのです。この快感。言葉が通じるって、こんな素晴らしい事だったのか……と。

 今日はその感覚を久しぶりに思い出したなぁ。

 とてもいい再会が出来た1日でした。

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