300 歌詞カード
こんにちは。
わぁ。300話目ですって。今年はあと65日しかないという事ですか……そうですか……。怖。
今、明日の準備で歌詞をプリントしていました。プリンターがあると便利なものですね。ハンドメイドの販売系でどうしても必要になって買ったのだけど、それまでは持っていても殆ど使う事なんて無くて、昔持っていたものもほぼ使わないままインクが売っていなくなって廃棄しましたし。でもまぁ、有ればあったで、使うよに心がけるものです。コピーとかね。
カラオケで練習をすれば歌詞はいらないし、バンドでスタジオに入るにしても、スマホを見ながら歌えば歌詞カードなんて必要ないものなのですが、本気で歌を改善しようと思うと、自分で気になるところをチェックしたり、改善方法を書きながら練習するのが良いのです。
これは自宅録音で音楽活動をしていた方と活動を始めた頃からやっている事です。
歌詞を用意して書くか書かないか。ただそれだけなのに、変わるものです。
昔、神田沙也加さんが、何の番組だったのか忘れましたが「どうしたら歌が上手くなりますか?」と質問されて、そこまで切実に質問したわけでは無いと思われる相手に、急に真面目な目になって「歌を録音して、書きだした歌詞に外れている所や、気を付ける所を書きだして……」と説明していたことを思い出します。
本当にその通りで。カラオケで点数が伸びようと、聞いている人が上手だとか、これで良いとOKを出したとしても、自分がどう思うかが大切で。自分が客観的に聞いて、理想通りに歌えているかを確認して、少しずつ補正をして行く作業。これが大切なのです。これが上手くなる作業だと思う。結局自分が認めないと、誰に認められてもしっくりこないものなのです。
この答えを、神田さんの思っている高レベルで歌が上手くなりたいと(多分)思っていない人を相手に、決してテレビ向けじゃない、地味でガチな答えを真剣に伝える彼女は、心底真面目な方なんだろうなぁと感じたのを思い出す。「気合です!」とか「大声を出す練習です!」とか「聴かせたい人を思って歌うことです!」とか「毎日を楽しく過ごす事です!」とか「自然の声を感じて歌う事です!」体育会系から電波系までテレビ向け回答なんていくらでも出来たと思うのだけれど。
それだけ真面目な人だったから……なんでしょうか。まっすぐに、折れないように生きるという事が難しい場面の方が多いのでしょう。
ここに、ちゃんと言葉を覚えている人がいるよ、と思う。
今北海道を舞台にしたアイヌ系のあの漫画の実写化で、だれがキャストに選ばれるのか話題になっていますが。
役者さんは、所属事務所が受けた仕事をするしかないんですよね……。タイトルが大きいほど断れないでしょう。たとえ本人が「この役は自分向きじゃない」と思っていたとしても。まぁ、そう言う事を、たいていのオタクたちは分かっていはずなのですが。それを踏まえても、製作会社側にいい加減にしろよ、と言いたくなるのもわかる。
オタクは繊細でプライドが高い生き物なんですよぇ。
「こういうのが好きなんでしょ」のさじ加減とベクトルを間違えると、一気にアンチになってしまう。会社的には漫画もアニメも見ない人をターゲットにしているという部分もあると思うので、それでいいと開き直られてしまったらそれまでですが。
兎にも角にも……別の漫画原作の映画化で悩み苦しんだ、今は亡き役者さんもいるわけで。会社側はそういう人をもう出さない努力を。受け手は個人に対して避難や攻撃、過小評価をしない努力をして欲しいなぁと思う。
ほんと、パブリックイメージが等身大の自分とは別の所で勝手に作られてしまう事って、すごく恐怖でストレスだから。今話題に上がっている俳優さんは、その辺り強そうなイメージだけれど、それ自体がパブリックイメージで事実かどうかは知り合いじゃないから分からないですからね……
誰でも傷付きやすいものです。どこも欠けていない人なんていないもの。




