298 歌の得点
こんにちは。
とにかく寒い。なんだこれ。あー、冬がやってきてしまう。
もう寒さで冷えて手が痺れて、肩こりもすごいのですが……毎年、このころになると私は冬を越えることができるのだろうかと心配になってしまう。だって、もうモコモコの靴下も部屋着も着ているし……
そして、高齢のインコが心配なのだけど。私以上に冬が越せるのかなぁ、いや越せさせないといけないなぁと思う。はぁ……ほんと、冬がやってきてしまうなぁ。
ところで、今日は歌の練習にカラオケへ行ってきました。セッションまでにどうにか仕上げないと。これが集まれる最後かもしれないし、次があっても何年後か分からないし。
歌と言うのは、自転車のように一度乗れたら完璧に乗りこなせる、なんて代物ではないので困ります。よたよたと、感覚とアウトプットに細かいブレが生じて思っているように歌えない。
それでもここ数カ月の練習の甲斐あってか、やっと最低限度までは戻せたかなぁ?と手ごたえを感じる日になりました。本当に長かった。出来ていたことが出来なくなるという事は本当に苦しい。
今日歌った曲は平均で93、4点くらいは有ったと思うので、まぁ良しとしましょう。
ですが。
あのカラオケの点数を出すシステム。あんまり信用ていません。というよりも、点数が伸びなくてもうまい!と思う人もいれば、良い点数でも「なんでこの点数なんだ?」と思う人もいるのです。感性に訴えかけるものは判定が難しいのでしょう。
歌は音程があっている事が大前提なんだけど、外れていても心地いい事もあるし、音程があっているだけで歌い方が雑すぎて耳心地が悪いことも有る。
とあるバラエティー番組で95点以上出したら賞金がもらえる企画があるけれど、あれを時々見ていても、そういう現象が多々ある。
元も子もない話をするけれど、歌って、最終的には声のキャラクターなんです。聞きたい!という声の人が歌っていないと、神のごとく上手じゃないとなかなか評価してもらえない。でも聞き心地のいい声や、メッセージ性のある声、心にスッと届く声の人だと、すぐに受け入れてもらえるし、音が外れて入もそれがスパイスになる。歌なんて無理をして聞くものでは無くて、し好品だから仕方がない。
私は前者だから、とことん丁寧に歌わないとガチャガチャして聞きにくい。声のキャラクターが粗を隠してくれない。声を0.01秒に満たない長さ伸ばすとか、短いセンテンスで気持ちを切り替えて歌うとか、語尾だけ柔らかく、強く……ほんのちょっとの丁寧さが欠けるだけで聞けない歌になってしまう。
それを一番までは出来るけれど、後になればなるほど体力がもたなくて苦しくてできなくなる。集中力が切れたり、持久力も無くて。結局の話、歌は精神力。もうダメだ、と思った瞬間にダメになる。出した声は過去だから。
今日、高得点を出したのに「ほぼ原曲通りに歌えています。あとはビブラートなどを多用してみては?」みたいなアドバイスが表示されて、ビブラートをほぼ使わない曲なのに何を言っているのだ?と思ったり……用意されたコメントを表示しているだけの機械相手に、そんな事を思っても仕方がない事なんだけれど。
点数は一応、良い点数が出たら嬉しいけれど、結局は自分で聞いて確かめてみないとぬか喜びになることも有るので、ちゃんとチェックします。
久しぶりに、今回の課題曲を改めて歌って色々思い出した。
この曲は一番素直な声で歌う曲だったなぁ、とか、デビューに近い頃の曲なのに一番難しい曲だったな、とか、ここのサビは声を張り上げている印象だけど実はそうじゃなかったんだよな、とか。そういうアレコレも思い出しつつ。でもとりあえずは体力と精神力と集中力。これを付けないと。
ほんと、職業で歌手やっている人たちはすごいですよ。集中力があるんでしょうね。
最近声優さんがキャラクターとしてライブをするという事を取り上げた番組を見たけれど、ステージに上がったが最後、終わるまではずっとキャラクターを維持したまま歌も演奏も表情もМCもしないといないんですよね……これって究極だろうなぁ。お芝居やミュージカルとはまた違う。
私には出来ないなぁ。ほんと、すごい。
私はそこまでの物は求めらていないのだから、とにかく歌を歌わないと。セッションでがっかりされないように頑張ろう。




