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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
10月
288/365

288 言語化

 こんにちは。


 自分が言語化で出来ない事を言語化している人を見かけとすごいなぁ~と感心する。

 

 新しく始まった秋アニメ。超ビッグタイトルのリメイク変と変を集めてもっと変にするやつ。

 私よりも上の世代がドンピシャだけれど、私も再放送などは見ていたので放送を楽しみにしていました。


 今回の作品についてのあれこれを、キャストとキャラデザの方くらいしか知らなかったのだけれど、今アニメを企画して、人を集めて作れる立場の人たちというのは、きっと業界に入る前にからこの作品にハマって愛を持っている人たちに違いないから、大丈夫なんだろうなぁ~となんとなく思っていた。


 とりあえず一話を見て。予測通りというより、その上を行っていると個人的には感じたのだけど。まぁそこは、人それそれ。

 私は、すこーしだけ(2、3分)他のアニメ枠よりも短いその枠の中に、ごちゃごちゃしない情報量で新しい試みも入れて、その上、昔の作品に慣れ親しんだ人にも違和感を最小限にした作品になっている!と思ったのです。

 絵はとりあえず、かわいい。かわいいと言うか、好感を持ってしまう。もうこれはデザインの方の潜在的スキル。いつぞやも、この方の絵について語った通りです。おいしい水を飲んだら甘みを感じる様に、作為を感じないナチュラルさなのに、無意識下で欠かせなくなってしまうくらいの甘い魅力がある。

 時代背景もムリに令和に変換しないで、昭和のままで描いている所も好感が持てる。そこに物語の面白さもある。現代にしてしまったら味気ない。しかし放送するのは令和の現代。昭和なら放送出来た事や受け入れられたりスルーされた事も、現代では心のコンプライアンス的にアウトな事も多いだろう。脚本は大変だっただろうな。

 新しい事と言えば、効果音を口で言う演出でコミック感を出していたり。彩度も高めでちょっとトロピカルな感じだけど目がちかちかしないのは、ミルキートロピカルみたいな世界観でまとまっているし、そこが作品とマッチしていていいなぁ~と思ったり。


 そして、演者さんたちが前作にリスペクトがあって、小さくまとまっていないのに尖り過ぎていなくて良かった。すごく研究されたんだろうなぁ~と想像する。この辺りは監督の方針もあるのだろうけれど、自分は自分のキャラを作っていく!なんてしたら、とんでもないビッグタイトルなので、思い入れがある人が多いから総スカンを食らうだろうし。キャラクターを汚してしまう事にもなる。(そういうのもあり、欠かせないキャラクターが一人欠けている気もするし……)

 どのキャラクターの演者さんも覚悟がすごかっただろうなぁ、プレッシャーが大変だろうなぁと。

 その中で主役?ヒーロー役?の演者さんだけは……なんというか、大変な役を引き受けたのだなぁと、他の演者さんとは違うベクトルで心配半分で感じていた。

 その絶妙な違う感じを、私は言語化できなかったのだ。


 しかしそれを言語化して呟いている人がいて「それが言いたかった!」となったのだ。

 そしてそれに助けてもらって、私も言語化が出来た。


 新演者さんは、演技プランを理詰めして感情の流れを組み立ててアウトプットする方なのに、旧演者さんは一度深い理解をした上で、演じるキャラクターによっては理解を一旦忘れ、反射神経で演技をする事が出来る人なのだ。この役は完全に反射神経と理論では説明が付かない演技が必要な役。そんな役を、タイプの違う新演者さんは“理詰めで考えた事を器用に調整しながらアウトプット出来る天才”だからと任せられて……すごい仕事を受けてしまったんだなぁと感じていたのだ。

 新演者さんはギャグアニメでも、堅苦しいかったり、真面目が笑いに繋がったり、マイペースでサイコパスな一面が見えるキャラが多い。それはキャスティングとして正解なのだ。それに対して、旧演者さんは理屈じゃなく、かるくポーンとセリフが出て来る。もちろんそのノリでも理詰めでもシリアスの演技が出来る。ギャグだけでは無い。天才中の天才なんだろうな。だから今でも最前線で演技をされているのだろうし。


 なんだかんだ言っても、新演者さんもプロ中のプロでベクトルの違う天才だから、回が進む程に引き出しが増えて難なくこなすのだろうなぁ。だから、そこまで心配もしていない。(何を偉そうに、誰や念って感じですが。一ファンとして……)


 言語化を手助けしてもらって、すごくスッキリしました。

 こういう感覚的な事や、日常で気が付かずにやり過ごしている事を言語化できる人って本当にすごいなぁ。憧れます。

 

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