282 オシャレなものに囲まれて生活したいのに
こんにちは。
物を買う時、どうしても捨てる時の事を考えてしまう。捨てるのが厄介なものほど、または故障すると厄介な物、故障しやすいものほど買うのを躊躇ってしまう。
例えばテレビCМを見ていて、入眠しやすい角度でマットレスを傾け、入眠を検知したらベッドが動いてフラットにしてくれ、起こす時もマットレスが立ち上がって目覚めやすくしてくれる……とかいう高級ベッドだって、うわ~壊れやすそう~、フラットな状態で壊れたらまだいいけど変な形で止まったら最悪だな、となる。まぁそんな高級なものを購入するような財力は私には無いのだけれど(笑)
私は普段、床で生活しているので座椅子を使っているのだけれど、座椅子もクッション性が悪くなったりで寿命が短い部類の家具で。買い替えを考えたとき、背もたれの角度の調節も壊れやすいし、旅館なんかにある木の稼働しないタイプのものに、自分でオプションでクッションを付けて使った方が一生使えていいだろうか……などと色々考える。一応、ある程度の買い物は一生使う事を前提に買ってしまうのだ……
結局のところ、座椅子は今使っている物を補修して使えばいいか、と大幅に補修をした。
まず背もたれのクッション部分が痩せて下がって来て、骨組みのパイプが背骨に当たって痛いのを、へたれ難いゴム製のクッションをちょうどいい位置で背もたれになってくれるように固定する。方法は背もたれカバーを作り、そのカバーにクッションを入れるポケットを作った。腰にも隙間ができないように違うクッションを。座面のクッションも痩せてしまってどうしようもないからハニカムクッションを固定した。三時間ほどで出来ただろうか。
余り布のコーデュロイとコットンリネンで……まぁ、座り心地は良くなったので良かった。(オシャレではないけれど)
こんな風に欲しいものは大体作ったり直したりして使ってしまう。最近ここまで直して使うのか……と思ったのが、フリクションのペン。
昔、どこかのイベントで配っていたノベルティーのペンなのだけれど、ずっと替え芯を買って使い続けていて。実は結構早い段階で一度壊れている。替え芯を入れ替える部分がねじ式で開閉するのだけど、閉めすぎてしまったのか、胴が割れて締まりが悪くなったのだ。それをテープで巻いて補修して長年愛用している。それが最近、年季が入り過ぎてグリップのシリコンが劣化してふにゃふにゃになって剥がれてしまったのだ。ねちゃねちゃするしシリコンがあった部分だけ細くなっているから使いにくいし、編み物用のコットンの糸を綺麗に撒いて使っている。なんだったらシリコンの時よりも肌触りが良くて良いかもしれない。(まったくオシャレではないけれど)
そもそもタダ。買っても二百円くらい。それでも直して使ってしまう……。自分でも買えばいいのに、と思うのだけどなぁ。
ぬか床もこの夏に四つあるうち、一個は捨てようかと思ったけれど、結局生き物だしなぁ……と思って捨てられなかった。絶賛今も長芋を漬けていし。
余り布……というか端切れも、どれくらいの大きさまでだったら残していいのか微妙で、どんどん増えていくし……(まぁ使う機会が結構あるのだけど)断捨離とはまた違うと思うけれど、どうしたら捨てるハードルを下げられるんだろうなぁ。大切に使う事と共存させるのって、気持ちのバランスが結構難しいなぁと思う。まず、家の一員にするか、買う所からセーブがすごくて。もっとオシャレに、おしゃれな物に囲まれて暮らしたいと言うのに、逆行している。
……これも自分の性格だから、付き合っていくしかないな。




