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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
10月
274/365

274 前のシーズンを振り返って

 こんにちは。


 そろそろ秋アニメが始まっていますね。今年の秋アニメは見たいものが多くて、録画の容量がパンクしてしまわないか心配しています。嬉しい悲鳴ってやつですね(笑)


 前のシーズンが終わり、私の中でダークホースだった異世界薬局が一番良かったと思える作品でした。何気なく見始めたのだけど。以前、違うラノベ原作の転生薬局ものを「これも勉強だしなぁ」と思って見ていたから、素材が同じでどこまで変わるものだろう、と好奇心だけで予備知識のないまま見始めたのでした。


 作者が変われば、テーマも表現したい物もすべて違うのは当たり前の話で。

 最初からすごく良かったと思ったのは、アニメ製作のチームが原作にリスペクトを持っていて、出来るだけ誠実に原作をアニメに落とし込もうとしているという感じがしたのです。

 原作もコミックスも読んでないのに、なぜかそう感じたのは不思議な話ですが。でもそういうものって、隠しても作品全体に出てしまうものだと思うんですよね……


 実際に最終話まで見て、とりあえず漫画のクーポン券を持っていたからコミックスは全巻買って読みました。コミックスを読む限り、ばっさりと割愛されている話はあるし、細かな変更も多少あるのだけれど、納得のいく変更や、変更自体が物語の捕捉になっている。メディア違いによる捻じれが発生しないように、努力されているんだなぁと。

 こういうストーリーとは違う部分が好印象だったので、安心して全話見ることが出来た点と、もちろんストーリー自体も「傷つき傷つけ」みたいな心理的にハードなものが苦手なので、優しい人たちの優しいお話で、安心して見ることが出来たのです。


 物語は薬学者が過労死をして現代医学よりも遅れている異世界に転生をし、人々を病から救っていくという内容なのですが。

 まだ原作小説は読んでいないのだけれど、ウケやノリだけで書いていない、リアルとリンクした専門的知識に裏付けされた細かな設定や描写がとても良くて、作者さんの理想の世界を詰め込みたいんだなぁとか、書いていて苦しいけれど楽しいんだろうなぁとか、読んでくれる人たちに(今思う)正しい事を届けたいという誠実さが伝わって。こういうお話を書かないといけないなぁと心底思いました。


 で、公式のSNSを見たら、あんまりバズっていなくて……興業的には成功していないのでしょうか……ちょっと心配になってしまう。

 興業的に成功というのは、かなり高いハードルみたいですからね……。結構話題にもなって、普段アニメを見ない人たちまで見ている印象のあるアニメでも、ラジオでプロデューサーたちが、まだ回収は出来ていないって言ってたからなぁ。

 ……結構おかしな話なんですけれどね……。業界の知人の話を聞くと、この業界、中抜きがエグイみたいですし……。体質を変えないと廃れてしまう業界ですよ、、残念だけど。


 良いお話を作ればヒットするという単純な方程式は無いから、そこが難しいですね……。「今季最有力!」と言われている作品だって、ふたを開ければ脱落者が多い作品になってしまったりしますからね。



 ところで別の作品の話ですが、ラノベの作家さんが原作をされている三国志の有名人が現代に転生して、売れない女性シンガーをプロデュースするお話。あれも、すごく良かった。放送がほぼ終わってから纏めてみたのですが。これも作者のインプット量がすごいし、ストーリーも誰も傷つけないし安心して楽しめました。

 一応原作も読むか……と思ったけれど、こちらは小説は無くて、原作を元にコミックスがあるようで……?とりあえずコミックスを全話読みましたが、これもアニメ班のすごさが抜きに出ているというか。

 なかなか珍しい例だと思うのですが、コミックスで語り切れなかった補足をアニメが時間を割いてしている話数が多いのです。

 多分、原作段階では書かれていた小ネタを、漫画に落とし込む段階でテンポが悪くなったりページ数が決まっていたりと、いろんな理由で泣く泣く割愛されたと想像される部分をアニメが拾っているんじゃないかな?と。

 すごく原作にリスペクトを感じて、誠実に作っているなぁ~と。

 これらの事は見た後で知ったけれど、そう言うのってやっぱり画面から伝わるんですよねぇ。



 どちらの作品も共通なのだけど、作者さんの専門的な知識や経験に裏打ちされた細かな設定が魅力で。そう思うと、私はそういうお話ばかり好きだなぁ~と。もと自衛官の原作者のお話、ハリポタや魔術や伝統オタクの原作者の話、歴史マニアで戦国時代が好きで始まったお話、落語が好きで落語文化を若い世代にも広めたいとディープな知識を詰め込んだお話、不動産の知識がすごい作品などなど。そりゃ、純粋に創作でファンタジーだったりSFだったりするお話も好きなものは多いですが。

 私はそういうのは無理だもんなぁ~。憧れですね。それに単純に作者さんの愛を感じるから好きというのもある。やっぱり作者萌えなんです。


 そしてもし私が異世界に転生したら、何の特技が通用するだろう?などと考えるけれど、私は何もないなぁ。インコをベタベタに人慣れさせる事くらいしか出来ないも……


 今のところ秋アニメですが、続けて見ているシリーズものは見るとして、まっさらな状態で見るお話の中で期待しているのが、別キャラとは言え、再び八雲の落語が聞けるかなぁ~と落語のアニメを楽しみにしています。

 

 今は私は新しいお話をどんどんインプット出来る期みたいですね~

 心が安定しているのかも。




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