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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
9月
271/365

271 良い夜

 こんにちは。


 昨日、久々に友達とチャット状態で色々と話をして。珍しい事に今晩も違う友達とチャット状態に。

 会話をするって、やっぱり大切な事なんだなぁ。

 本当は会って話す事が出来たら一番い良いのだけれど、そうもいかないし。


 パソコンでのチャットが全盛期だった頃、私たちはチャットで知り合って、毎日様にすぐに忘れてしまうような何気ない話をして仲良くなった。

 同時多発テロが起こったその瞬間も、チャットしていたなぁ。(違うメンバーだけど)

 本当に毎日、飽きずに。


 チャットする仲から、みんな普通に会いに行く友達になって、旅行もする友達になって。


 友達とも話していたのだけれど、もう私たちは関わっている時間が長いから、歴史も共有している部分が多くて。離れようと思ってもそれぞれが一部になっていて、離れることはないんだなぁと。

 もし誰かに不幸があって途切れることがあっても、もし喧嘩別れをしてしまうような事があったとしても、それでもお互いが一部なのだ。


 いつもどこかで、元気にしているかなぁ?とか、おいしいものを食べたら連れてきてあげたいなぁとか、送ってあげたいなぁとか。素敵な景色を見たら、今度は一緒に来ようと思ったり。お土産だって、なかなか会えないのに買ってしまう。

 そしてもらったお土産やプレゼントをずっと持ってて、愛用していて。


 なんだろうな、それだけで泣けてきた。不思議だなぁ。始まりはチャットをしていただけなのに。


 前にも書いたけれど、亡くなった友達が金属のカトラリーが苦手だったらしくて、私たちにメラミン製のスプーンを水族館のお土産でくれた。私はそれからずっと、そのスプーンでコーヒーを飲んでる。使う度に彼女を思い出して。別でミンサー織りのコースターも貰ったんだけど……それは何処へやったかなぁ(汗)汚れそうで食事には使えなくて。置物を置いていたら埃が被って、洗濯したら縮まないかなぁ?と思って……どこかへ仕舞ったと思うのだけれど。

 ミンサーは木綿の高級織物だからね……お土産でも扱いにビビってしまう。


 ひとりひとりに、そういう「会っていない間」にも色んな思い出があって。


 もらっている物は物だけじゃなくて、言葉や向けられた好意や、私へのレスポンスの全て、そして見せてくれる行動。

 そういうものが今の私をマシな人間にしてくれたのだなぁと思う。彼女たちに会っていなかったら、私は人に嫌われるだけの人生だっただろう。本当に心からそう思う。会っていなかったらと思うと恐ろしくて震える。

 

 人と人が出会うって、それが繋がっているって、奇跡に近い。学生が社会人になり、親になったり、住む場所も変わり。世の中の状況も変わる中で、何も変わらず繋がっているのだから。


 あぁ、良い夜だ。




 

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