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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
1月
23/365

23 言葉の呪い

 こんにちは。


 やっと一か月耐久小説更新が終わりました。

 期間は終わっていましたが、お話を完結させてはいなかったので。やっと今日最終話を書ききって、明日更新。という感じです。


 もうそろそろ、オリジナルだなぁと思う反面、バンドのメンバーが私に言った一言が心に引っかかっている。


 それは「○○さんは突き詰めるから(プロ級のものが)できたら教えてください」という言葉だ。


 前にも書いたかもしれないけれど、ナスのぬか漬けに関する話。

 ナスのぬか漬けって、思っている以上に難しい。漬かりにくいし、色も良い色がなかなか保たれない。

 だからナスは難しいよ、と伝えたところ、こういわれたのだ。


 その時もピンと来なかった。突き詰めてやっているつもりが無いから。


 でも、その後ぬか漬けを素材別でどう漬けるのがベストか、ぬか床の味をバラエティーに揃えて楽しむにはどうしたらいいのかなどを試行錯誤している私がいて、確かに普通の人はここまでしないわな……と思ったのです。


 確かにプロ級かどうかは分かりませんが、私は突き詰めてはいました。


 その言葉が……呪いのように効いているのです。


 言葉は本当に呪いです。そう言われて、自分はそういう性質だと認識すると、そうあろうとしてしまう。


 私の心残りが、最近よく言っているように官能小説なのです。

 ちゃんと勉強した後に書いてみたい。誰が絶賛するとかではなく、自分が納得するものを書きたい。そう思ってしまっている。

 実際にちょっとだけ色々調べて読んだりしている。書くための情報収集。


 でも、本当に今エッチなお話と距離を置きたい自分もいて……自分にとって馴染のないジャンルのお話を書くことが、私の中で不破を起こしている気がする。楽しんでは書いているのですが。なんだか不思議な感覚です。

 楽しいのに体に悪い、みたいな。


 

 確かにエッチなお話って読まれますね……。今回私が書いているお話は18指定ではないのでその検索で来ることはないので、そこまででは無いですが、18指定を入れるとアニメのジャンル意外にも18指定を回っている読者がいるようです。また人間だからエッチなものに興味があるのでしょう。まぁとりあえず読まれるチャンスが多いのは確かだと分かりました。

 また軽いタッチのお話。これも頭をそこまで使わなくていいので、心が楽というか。そういう意味で好まれる感じがします。

 その感覚、読者側としたら分かるんだよなぁ……という事を思い出したのです。


 ずいぶん昔の話。

 とあるアニメの二次創作サークルをお二人でされている方々が居たのだけれど、確か関西の方では無かったけれど、関西に委託されることが多くて、私もよく薄い本を購入していました。

 お1人は可愛らしいポップな絵で軽い日常やギャグベースのお話。もうお1人は心情風景やシリアスなお話を書いていました。

 一冊に両方の毛色の違うお話が入っている薄い本。けっこう大手で私書箱を利用されていたなぁ……とか変な所ばかりおぼえているのですが。

 そのサークルさんのお話。読み始めるとシリアスな方のも読むんだけど、やっぱり最初は軽いお話の方を読んでしまう。

 

 私もかつてそうだったんだなぁ、と思い出しました。

 書き手の心読み手しらず でもあるけれど、その逆も然りですね。


 二次創作なら、読まれなくても自分の好きなものをぶつけ続ける火力は原作からもらえるので問題が無いのですが、オリジナルとなると自分だけで燃焼材を供給し続けるは難しい面があり、やはり火力を保つのは「読まれている」「望まれている」という雰囲気です。

 中には、銃や戦艦や歴史や……そういう事に特化して、自分で火力を保てる方もいますが、それは結構珍しい才能だと思います。


 私もそこは大多数に入ります。

 二次創作なので、書きやすく(自分的に)色々なお話を創作したことで、受けのいい話とか読み手の風潮とかそういうのが、感覚がずれている私でもちょっと分かるようになったりして。

 

 そう言う事も勉強になったというか、落ち込む原因になっているというか。

 

 ほんと、世の中でヒットしているものって、時代にたまたま望まれた才能なんだなぁと思うのです。

 売れていない小説だって漫画だって、興業的に成功していないけれど、素晴らしいものはいっぱいある。


 言葉も、創作も呪いですね~

 

 人から望まれるなら、呪いも楽しむことができるんですけどねぇ。





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