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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
5月
150/365

150 指南書の威力

 こんにちは。


 ここ連日見ていた例のアニメですが、現在放送分まで追いつきました。

 でも武将や文官の名前が覚えきれなくて、もひとつ言うと、どこかの場面でキャラ同士が面識があったはずなのに覚えが全くない……という事でもう一度見直すか……と二週目を見始めてしました。その合間に、二次創作に特化したあの支部のサイトで、色々と漁って二次創作を読んでみたのですが、オタクって本当にすごいなぁ~と、感心に次ぐ感心!


 前にSNSで一般人の感想は、面白かった、感動したなど実際に物語で起こったことに対する感想で、オタクは物語に直接書かれてない事に関する感想が多いというのを……誰と誰があのシーンで目が合っていたから気があるに違いないとか……そういう一般人とオタクの違い論を見たのだけど、確かにそうかもしれない。

 でも、オタクとは面白い所・美味しい所を誇張させて人に伝える事が上手だから、あのお話の見方が分かったというか(笑)

 

 公式のお話は、主人公の成長と友情、そしてその周りの人々と共に達成される国盗り合戦。というのが本筋で原作は読んでいないけれど、少なくともアニメはそこからブレないように作られている。

 なので周りの状況は、その物語を補足する状況として摂取していたのだけど、オタク目線では色々と違う様で。

 お爺ちゃん武将一族の息子・孫×2・孫の師匠・お爺ちゃん武将に使える武将というグループでワイワイキャッキャさせて萌えている人とか、誰が誰のセコムであるとか、隊一つ一つにクローズアップして妄想している人とか、死んでしまったキャラを生きている仲良しキャラと話させたりとか。無口で何を考えているの分からない怖いキャラも、息子が大好きキャラとして解釈されていたり、豪快で残忍なキャラはその隊のおバカマスコットキャラを溺愛している妄想をしたり。


 二次創作だと分かっているのに、子供の頃を妄想した話とかもあって、どんどん感じていなかったアレコレが補完されていってしまう。

 好きで好きでたまらなくて、面白いと思う部分だけを抽出して書かれているので、そりゃ届きますよね、読み手に。


 オタクの布教は、布教であり指南書でもあるんだなぁ~と。

 楽しみ方を教えてもらうと、あんなに覚えにくかった名前を覚えてしまうのだからすごい。オタクの調理の仕方が……かみ砕くだけじゃなくて、美味しい料理なっていてどんどん摂取できてしまう(笑)

 二次創作は物語が進む、進まないとか関係ないですからね。過去にも未来にも、ピュンピュン行くし。面白い所だけをピックアップして。なんだったらエッセンスだけを注入してくるからドーピングですよ。


 ちょっと小難しそうでかなりの長編になっているお話を攻略するには、二次創作も平行して鑑賞するとスルスルと入って来るという事を勉強しました。

 きっとこういう鑑賞の仕方をしたら、銀河の英雄のなんちゃらとか、あーゆーお話も攻略できるのではないだろうか。

 まぁ最初からオタク目線で物語を見てしまうという事になるから、真っ白な頭で見られないですが。


 とりあえず2週目は、誰がどこで生き残って誰が死んでしまってとか、ここで窮地に陥るけれど立て直すことができるとかを知っているから、ある程度心がざわつかないで見られるだろう……。

 私は初見でも、区切りがつくところまでの顛末を簡単に説明してから物語が始まって欲しい人なので(笑)


 二次創作を見ていると原作にしか書かれていないお話やキャラクターがいそうだなぁ~。でも今から読むのはちょっとハードルが高い部数になっているなぁ~とちょっと怖気づいています。

 そう思うと、近年、ビッグタイトルが程よい巻数でスパッと終わるのは良い事なんでしょうね。


 

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