表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
5月
146/365

146 浴衣

 こんにちは。


 外はすごい雨が降っている。今年の今年の梅雨は早いらしいけれど、という事は湿度の少ない五月後半から梅雨の入るまでの六月中頃までの気候のいい時期が短いのか、と思うと気がめいります。

 湿度の高い夏が長いという事。


 ……せっかく一昨年買った浴衣も、また着ないのだろうなぁ。

 浴衣を着て出かける用事が無いというのもあるけれど、暑過ぎるというのもある。昔は浴衣を着ても陽が落ちれば、浴衣で過ごせたのだけれど。……といっても、着てしまえばそれなりに涼しく感じたりするものなのですが。脇が開いていますからね。

 なのにどうして暑くて着ないかというと、風邪をひくんです。湿度が高くて汗をがんがんに掻くのに着替えられないし、体に巻いたタオルや浴衣が汗を吸ったままの状態で乾くことなく体の熱を奪い続ける。

 洋服は浴衣程、体に密着していないですからね。その違いは大きいのです。だから風邪をひくのが怖くて浴衣が着ることができない。


 逆にクーラーの効いた部屋では涼しすぎて風邪をひく……厄介ですよね(汗) これは私がクーラーに弱いのもありますが。


 コロナ禍になって、風邪をひくと大事おおごとになりそうで気を使ってしまう。もちろん体調を崩してしんどくなるのも嫌なんだけれど。それ以上に、高熱が出て咳が出て。そんな症状が出たらまず疑われる。

 周りにも迷惑をかけてしまいますからね……

 ほんと厄介な話です。おちおち風邪もひけない。


 話は変りますが、私は和装がそれなりに好きでして。もちろん自分で着付けも出来ますが……今は全く着て行く機会が無くて三年ほど?もっとかな?着ていないです。

 和装の良い所はドレスコードがあるような場所でも、それなりにやり過ごせるところ。スーツを揃えたりすることも無く、なんか良い感じにまとまります(そこ?)

 あと内臓が楽。着ていて本当に内臓が楽なんですよ……脱いだ瞬間に重力に内臓が持って行かれるくらい。

 もちろん見た目も職人さんの技も手触りも着姿も好きですよ。

 私はどうも白い柄ばかり集めてしまう傾向にあって、白大島を集めてしまっていますが……泥大島も雨の日に弾いてくれるからいいんですけどね。

 こういう伝統的なものを作ってくれる職人さんを守るには、購入するしかないので、どんどん購入したいところですが、、私の財布もいつも火の車。おいそれと買えません。だれか大富豪よ、伝統工芸品を爆買いしてください。

 

 そんな私も良いものだと言える浴衣は持っていなかったので、がんばって軍資金を溜めて有松絞りを買ったのです。

 浴衣の最高級品として名高い愛知県の伝統工芸品です。金さん銀さんも有松絞りの職人さんだった事で有名です。

 本当はただの木綿の紺地に白抜きのトンボや朝顔が描かれている、何でもない感じのものを探していたのですが、有松絞りが素敵だなぁ~とおもったら、もう我慢できずに買ってしまいました。

 購入する事もそうだけど、着ている姿を職人さんや関係者の方に届く形で公開する事も、作っている側としては力になる事を知っているから、そうしたいのです。

 職人って孤独ですからね……自分はいい仕事をしていると思っていても、世の中で評価されるかどうかわからないまま。いつも暗闇の中にいるようなものです。そこに、一筋でも気に入ってますよ、やっている事は正解ですよ、と光を差し込みたいのです。


 こういう所でも私は作者萌えというか作家萌えで、作っている側の人の事を無意識に意識しているんだなぁ……今気が付いたけど。

 作品のキャラクターより漫画家さん推しなのは仕方ないはなしだなぁ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ