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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
5月
130/365

130 味の記憶

 こんにちは。


 明日からしばらく天気が悪い様なので、今日重い腰を上げて買い出しへ行ってきました。

 街は連休明けの平日だけあって人は少なめでしたが、帰りの電車はぎりぎり帰宅ラッシュの時間を回避したというのに、混雑していた。なんなの?みんな定時でフライングダッシュでもしているの?学生より仕事帰りっぽい人が多かったし。これがもしや噂に聞く、フレックスタイムというやつですか?

 とりあえず、買いたいものは買いそろえることが出来て良かったです。重たい生地を合計12メートルと糸やら接着芯やらをリュックに詰めて帰って来て、もうヘトヘトです。布って重たいんですよね……



 で、今日は天気がもってくれたものの、引き続き心配は天気の事です。

 先日も書いたように友達が関東から日帰りで遊びに来るのだけど、その日が今のところ警報級に雨が降る予報なのです……おいおい。

 でもまぁ、それにめげずにどこにお店に行くのがいいかなぁ~?とオススメのお店をマップで共有するのに印をつけまくっているのですが。

 それで地元だけでは無くて、今までで記憶に残るくらい美味しかったところや、テレビや雑誌やSNSで見て忘れられないところも印をつけておこうと思って、手あたり次第付けているのだけど、思った以上に私の食べ物に関しての記憶が鮮明で驚く。もちろん全部では無いですよ。おいしいと思ったものだけ。


 旅行で食べたものの中で、たまたま入ったこのお店が一番おいしかったなぁ~とか、忘れられない味が色々あって。

 それは二十年前、北九州に家族旅行で行った時。他にもラーメン屋やら水炊きやらB級グルメもそこそこお高い料理も色々食べたんですよ。ホテルの食事だけに頼らず、口コミのいいお店に行ったりして。でも、一番おいしかったのは、たまたま食べる場所を予定しない昼食に、たまたま入った町の定食屋さんでした。

 店内にはカラーボックスが置いてあって、くったくたになったゴルゴや幽白やらの揃っていないコミックスが表紙も無い状態で突っ込まれているような、そんなディープ庶民食堂(笑)そこで食べたちゃんぽんが、その旅の中で一番おいしかった。未だに家族がその店の料理がおいしかった話をするくらい鮮烈でした。

 二十年前のふらっと入った店の名前がすぐに検索できる位には、頻繁思い出しているということですからね。なかなかなもんです。

 やはり検索をしてみると高評価のお店でした。


 他にも金沢では忘れられない寒ブリのかま焼き、北海道ではタンシチュー、岡山の桃のパフェ……もちろん、マズ過ぎて覚えているものもありますが……

 鮮烈だった美味しさのものは「美味しかった」という感想以外にも、味を思い出そうと思ったらそこそこ思い出せるのがすごいなぁと。

 色々検索をして、無くなっているお店やら、そのお店だと確証が持てないところもいくつかありましたが。

 

 とにかく発見だったのは、美味しかったものの記憶って、私の場合は鮮烈に脳に刻まれているんだなぁと。

 地元でも味やお店の方針が変わって行かなくなったお店もあるもんなぁ。

 自分ではそこまで思っていなかったけど、私もひぃちゃんほどではないにしろ、食道楽の様ですね。

 

 今はとりあえず、ひぃちゃんが一番熱を帯びておいしさの演説をしてくれた鰻のしゃぶしゃぶが食べたいです。ご家族で行ったらしいのですが、旬の食材を求めて日本各地へわざわざ仕入れに行くほどの食道楽の彼女の一家が口をそろえて「鰻の一番おいしい食べ方」と言っているしゃぶしゃぶ。

 ……でもこれは高級料亭の中でもお高いメニューなので……どれどれと、おいそれとは行かないのです。

 ひぃちゃんを知る友達と行きたい気もするし。


 美味しい物って、それだけで幸せな気持ちになりますからねぇ。味も匂いも会話も。全部記憶に刻まれる。

 美味しい物、もっともっと食べたいし、人にも食べせたいなぁ。思いを共有したい。


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