表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
茶うさぎから白うさぎへの手紙 2022  作者: メラニー
4月
112/365

112 北の大地のお話が終わるそうですが

 こんにちは。


 徐々に日常に戻るべく……というよりも、やらなければいけないことが山積みなので、今日から買い出しに行ったり動き出しましたが、びっくりするくらい体力が無くて驚きました……。疲れ方がひどい。

 これは日ごろの運動不足のせい?いや、それでもここまでひどくなかったし竹富島でめちゃ歩けたし!

 ……まぁ出来るだけ無理をしないように日常に慣らしていきたいと思います。



 最近ビッグタイトルの漫画が終結するという話題が上がっていますが。北の大地と黄金と愛すべきヘンタイおじさんのお話。ちょっと前もビッグタイトルが最終回を迎えていました。超巨大な人が出て来るお話。もっと前になってしまうけれど、300億の男を生み出した漫画も最終回を迎え、また、300億とほぼ同時期に映画公開でファイナルを迎えた銀色の侍のお話もそうなんだけど……最近の漫画の一つの流れは、ビッグタイトルが、それと分からず民族や性別や職業や生まれに染みついた差別について考えさせてくれて、失くす方向へ導く時代なんだなぁと感じます。

 最初っからそこまでのコンセプトがあったかどうかは分からないし、それぞれ違い作品ですから状況は様々だと思いますが。それに、示し合わせたわけでもなく自然発生的にそうなったと思うのですが。……それが時代の流れというやつなんでしょうか。

 

 今の世界の様に、大多数の民衆では無く一部の政治家や独裁者が、国を自分の分身の様に扱っているけれど、個人に目を向けるとその行為は総意ではないと分かる。その人が所属するカテゴリーとは基本的には同じでは無いという事を考えさせられたり、人と人が繋がる時は、最終的なはどんな所属とも関係が無い付き合いになると。

 確かに利害関係はあるかもしれないけれど、それを乗り越えることも、人と人との繋がりの上では乗り越える余地がある。


 ちょっと話は戻るけれど、北の大地のお話の中で一人、同じことを女性キャラにしたらとある団体から抗議が殺到するような扱いを受けている男性マタギがいるのですが、そのキャラクターの使い方も本当に上手だなと思っています。

 毛深い青年?おじさん?マタギなのにセクシー担当なのです。

 ちゃんとギャグになっているし嫌みが無いんだけれど、性の見られ方について考えてしまう。これは胸毛ボーボーのドジっ子マタギだから笑いに消化できているけれど、女性を安易にこういう消費に使っている事を許しているのではないだろうか?とか。


 最近友達が、そのマタギがSNSのトレンドで、カテゴリがグラビアになっていると言っていて、私の他にもそういう事を感じている人がいるのかなぁ……とぼんやりと考えていました。

 他の作品も色々大きなテーマがあるのだけど、このマタギについては、壮大な縦軸のテーマがある中、それとは全く関係なく外れたところで行われているという所がすごいと思うのです。テーマと絡んでこないのに、ちゃんと独立していて邪魔もしていない。小ネタなのに小ネタじゃない。社会の根本的な問題を風刺してる。しかもそんなすごいお話を毎週更新している。

 

 天才ってほんと何処まで凡人とかけ離れて天才なんでしょうね……怖ろしい子……


 いつかこういう作品を読んでも、王道のストーリーだけを追いかけて、風刺や教訓のような部分は気が付かない時代になるのでしょうか?それか、そんな時代もあったねと笑っているんでしょうか?

 どこの国だったか……歴史的に因縁のある地域(国だったかな?宗教だったかな?)の子供を同じ学校へ通わせている場所があるとテレビで見た事があるのですが。そういういさかいが無くなって欲しいという親が賛同して通わせるそうです。

 どこで生まれても、肌の色や目の色が違っても、信じている神さまが違っても、みんな同じだと一緒に育てばわかりますよね。島国ではなかなかリッチ的に難しいんですけどね……


 とりあえず北の大地のお話は、あと残り一話だそうで。

 私は終わる終わる詐欺の漫画のファンなので、こちらも終わる終わる詐欺だったらいいな、と。(作者の性質上それは無いと思いますが笑)

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ