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プロローグ
神々が初めて作った世界。神たちの間ではロスト~見捨てられた世界~と呼ばれていた。
理由はその世界には世界を作った神たちよりも強いものが多かったからだ。
田舎の村生まれの少年ライの幼なじみもその一人で名前はリュウ名前からわかる通り男だ。
この世界では16才になる年の始めにひとりひとり天剣と呼ばれる剣が成人式で作り出される。
その剣は四つの魂によって呼び名が変わる。悪魔が宿る剣「魔剣」、天使が宿る剣「聖剣」、
龍が宿る剣「龍剣」、そして歴代の英雄が宿る剣「覇剣」。剣に宿る魂によって剣の力が強いなったり弱くなったりする。これは自分を弱いと思う少年ライの勘違いが引き起こす壮大な物語である。
「さーて、頑張るとするか試しにリュウに勝つために素振りでもするか」