表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青葉大三高生徒会総辞職!!  作者: さくら 美羽都
13/22

“生徒会合戦” ~開会式 2 ~



全校生徒、及び全教職員たちがどよめいた。

おいおいおい。

若様の教師生命までをも、背負う羽目になってしまった。

それだけはやめてくれないか。

我々は生徒会を総辞職をするだけでいいが、若様が教師をクビになってしまったら……若様の生活や人生が一気に路頭に迷うことになる。

それだけは、なんとしてでも阻止&回避せねばならん!

責任重大じゃないか……!!

勝てる見込みがあるなら、賭けてもいいのかも知れないが、我々の場合は未知数だ。

勝てるかも知れないけれど、負けるかも知れない。

勝てる!負ける……なんて、断言出来ないのだ。

それなのに、若様は啖呵(たんか)を切った。

男に二言は……許されない。


我々も、腹を括らねばならんな。

若様が、ああ言ったんだから後戻りは……もう、出来ない。


「三高の生徒会諸君!俺は、ああ言っちゃったけど、お気になさらず~」

「「「「「出来るか!!!」」」」」

どっと笑いが起こった。

そこは、笑うところではないだろう!

俺たち生徒会全員が見事にハモったからなんだろうな。

いやいやいや。そんなことよりも、我々は今のこの状況を何とかせねばならんのだ!

「若様、面白いことをぶっ込んできたわね。何だか、テンション上がっちゃうわねぇ!!」

「いやいやいや!お遊びじゃねーんだから!!」

思わず、俺は口が悪いままツッコミを入れてしまった。

しかし、生徒たちにまずまずウケている。

これは良いかも知れない。

おい、会長。俺たちは今までの先輩たちとは違う。違うんだ!

その力を今日は、全身全霊をかけて証明してみせよう。

俺が全力を出すのは試験の時ぐらいなのだから、特別だぞ?

有難く思え!







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ