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幕間『人物・用語解説』

《登場人物》


◇ジーク・スカーレッド --異能 『精密 Lv.1』『形成 Lv.1』

種族 人間

魔術形態 『古代式(プロジェクタリ)ルーン魔術(フサルクファンタズマ)

本作の主人公。

対魔傭兵、『リ・メイカー』に所属している青年。元孤児であり、人知れず暮らしていた所を当代《神殺し》に拾われた経歴を持つ。現在の人類史に残っている限りでは、史上初の二重異能(デュアルファンタズマ)保持者。ただし、その異能が良く言えば基礎を固めている。悪く言えば地味なものである為、そう戦力が水増しされているという訳でもない。

スィーラが経験した悲劇からの罪悪感から、彼女の幸福の為だけに行動を始める。彼女の精神性とその笑顔に惹かれ、彼女を愛していると自覚している……が、これはどちらかと言えば親が子を愛する感情に近い。


◇スィーラ --???

種族 死徒

魔術形態 無し

本作のメインヒロイン。

魔族でも最弱クラスとされる死徒の少女。本来ならばあり得ない事だが、自意識を確立し、更に言葉や文字を解している。死徒にはあり得ない程の異常なまでに高い耐久性と身体能力を持つが、戦闘には慣れていない。

喉を負傷しているのか声が自由に出せず、何故か人間が好き。名前を授かり、孤独から救い上げてくれたジークに懐いている。ただ異性としてというよりは、これまた子が親を好くような感情である。


◇メイリア・スー --体質? 魔力増幅体質

種族 人間

魔術形態 現世界式(プロジェクタリ)基礎魔術(オールマイティ)

本作のサブヒロイン。

ヴァリアゾードにてジークが初めて友人となった少女。酷く一方的な出会い方だったらしいが、今では良い関係を築けている。魔力を体外に放出すると、それがどのような形であれ異常なまでに増幅され、制御すらままならなくなるという厄介な体質を持っている。この体質のせいで苦い思い出もあったのだとか。

主に火素(カノ)を使用した火炎魔術を得意とする。体質さえ除けば魔術師としての素養は高いのか、魔力総合値は並の魔術師とは一線を画している。


《用語解説》


◇《神殺し》

かつての神話で神を殺し、戦争を終結させたとされる伝説の人類。

対魔傭兵(リ・メイカー)』の長としてのその名は襲名制らしく、代々の該当者は他のメンバーとは桁違いの強さを誇っているらしい。が、その誰もが初代の領域には指先すら届いていないとの噂。

当代は魔王との一騎討ちに臨んだが惜しくも敗北し、下半身不随、失明等の深い後遺症を抱えてしまったらしい。


◇魔王

人類を脅かす魔族達の長。

当代魔王は歴代でも2~3番目に強いとされている程の逸材であり、それぞれが癖の強い魔族達を纏め上げた高いカリスマ性を併せ持つ。最近になって魔王は入れ替わったらしく、先代魔王の行方は未だ不明であり、生死も確認されていない。

唯一《神殺し》の名に打ち勝ったとされる、人間にとっては絶望の象徴である。


世界式(プロジェクタリ)

世界式、というものは主に『古代式』『現世界式』『次世界式』の三つを纏めた呼称であり、そのどれもがプロジェクタリの名を冠している。古代式とは古代に失われた魔法の再現のことであり、主にルーン魔術、召喚魔術、禁忌魔術が含まれる。

現世界式は最も広く普及しており、魔術の基礎として世界に浸透している六大属性を用いる事が多い。


◇六大属性

熱と破壊を司る火素(カノ)

調和と心を司る水素(アウラ)

流れと力を司る風素(エンフ)

定着と形を司る地素(グラル)

良識と輝きを司る光素(ライア)

悪意と不安を司る闇素(ダリ)

主に以上の六属性がこの六大属性に当て嵌まり、魔術を基礎中の基礎、基礎魔術(オールマイティ)として浸透している。これらの属性から派生した素も多く、例を挙げるならば火素と風素から派生した爆素(ハガル)、水素と光素から派生した癒素(ヒール)、地素と光素から派生した雷素(ボルグ)など、その種類は多岐に渡る。


◇魔術形態

遺伝子的に決定された魔術の適正。全ての生物が持っており、この適正に当て嵌まる魔術行使に於いて効果向上、効率上昇等の利点がある。主に『世界式:魔術形式』の形で表される。


◇異能

人類に限らず、全ての知的生命体が保持する先天性の能力。その詳しいメカニズムは未だ解明されておらず、幾つか分かっていることも魂の在り方と深く関係している、という程度のこと。Lvで区分されているものの、殆どの異能はLv.1にあたり、Lv.2以上などほぼ存在しないものとされている。が、過去の神話戦争時代にはLv.2異能保持者が溢れかえっていたらしい。それでもLv.3到達者は人類史に一人二人程度。Lv.4は存在すら怪しく、Lv.5ともなると《神》しか存在していないが、その神も《神殺し》によって葬られた。


◇神話の遺物

対魔傭兵(リ・メイカー)の面々に配布される神話戦争の英雄達の武器。極めて高い神性を保持するアーティファクトであり、その英雄が用いた絶技を再現する術式、次世界式(プロジェクタリ)原典再現(マイノルド)が施されている。

世界に無数に眠っているとされていたが、歴代《神殺し》によりその殆どが回収され、対魔傭兵(リ・メイカー)の戦力の要として支給されている。

三段階評価でランク分けされており、下から『魔導級兵装』『英雄級兵装』『神話級兵装』の順に並ぶ。ジーク達に支給されているのは主に魔導兵装。稀に英雄兵装が渡されるメンバーも居るが、神話兵装はその扱いの難しさから未だ《神殺し》しか使い手が居ないらしい。無論、ランクが上がるほどその数は少ない。

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