桜と春風
連載小説を書くつもりが、なかなかネタが浮かばず進まない!ということで、ふと思い付いた詩をそのまま書いてみました。
連載小説書けい!と思った方、もう少しお待ちくださいm(__)m
雲ひとつない青空の下で、桜がひらりひらりと舞っているあの日。
私という生命が誕生した。
私の産声が病室全体に響き渡る。
その声を聞いた母や父、家族が泣き、そして笑いながら私の誕生を祝福してくれた。
そして、桜も風に乗り、空を桃色に染めて私を祝福してくれた。
そんな気がした。
雲ひとつない青空の下で、桜がひらりひらりと舞っているあの日。
ピカピカのランドセルを背負い、母の手に引かれ、小学校の門を潜った。
新しい環境に、期待と不安が渦巻く。
そんな気持ちを抱えた私の背中を、桜の花弁を纏った風が押してくれた。
そんな気がした。
雲ひとつない青空の下で、桜がひらりひらりと舞っているあの日。
卒業証書を手に持ち、大好きな母校を卒業していく。
大好きな友達と涙を流し、別れを惜しみ、互いの背中を押していく。
そして、新たな道を歩んでいく。
その時の春風は優しく、私たちを見送ってくれている。
そんな気がした。
雲ひとつない青空の下で、桜がひらりひらりと舞っているあの日。
ある時は新しい出会いがあり、またある時は別れがある。
新しい生活が始まる時もあれば、去年と変わらない生活を送るときもある。
嬉しいと思う日もあれば、悲しいと思う日もある。
けれど桜は、春風は、いつでもどんな時でも、私たちを見ている。
そっと微笑んでいる時もあれば、さりげなく背中を押してくれている時もある。
そんな気がした。
毎年桜が風に舞う季節になる。
同じ桜を見、同じ春風を感じているはずなのに、その年によって出来事が全然違う。
桜は、春風は、毎年私の姿を見ているのならば聞きたい。
私は、少しずつ成長していますか?
その質問に、桜と春風は笑ってくれた。
そんな気がした。
いやぁ、桜が風に舞っている光景は良いですよね←
読んでくれた皆様、ありがとうございましたm(__)m