04 FILST BLIEVE (伝side)
みなさんどうも(^-^)/
やっとバトルシーン?笑
が書けて楽しくてたまんないです。
前回の投稿からあまりたってません!
もう少しでテスト週間なので早めに早めに(^_^;)
ということで、今回も楽しんで頂けたらイェイ笑☆
なんと言えばいいだろう。いた。いたよ。
弱そうな人。倒すのに小指も必要なさそう。
むしろ耳たぶでも勝てそうなおじぃちゃん。
背丈は120㎝くらい、骨格は鉛筆程の太さだ。
「ん、勝てる。」勝利を確信した彼は
「すいません!そこのおじぃちゃん。俺と勝負しましょ。」と誘った。
こちらを向いたおじぃちゃんの目はショボショボで、梅干を連想させた。
「見るからに初めの相手にはうってつけだ。」
彼はこの戦いが殴り合いではなく、言論、意志の強さで決まることを忘れていた。
つまり、舐めきっていたのだ。
「ふぉい、いいぞい。」見た目とは裏腹にハキハキとした口調だった。
ピピピッ
ポケットに入れておいた端末が鳴った。
「よいしょっと、え~っと」
相手は、吉岡誠
91歳
「91だと!?」
候補者番号4848
「しわしわ、か笑」
口癖、ブッシャ~
「もはや謎。」
意志、亡くなったバァさんの分まで生きる。
「ん……。」この思いを俺が変える?
誠さんを馬鹿にしていたことが恥ずかしくなった。
と、急に
「ブッシャッシャ~ブッシャ~~」
誠の差し歯が4つほど飛んできた。
「早速口癖でてきたけどなんだ??」
誠は端末から目をこちらに向け、こう話した。
「懐かしいのう、流石若者。素直で青春まっしぐらじゃなぁ。ブッシャ~。」
多分俺の意志の部分があちらには見えているのだろう。とてつもなく気になる。
そしてこれはどうでもいいが、ブッシャ~は笑い声だろう。
「握手をすると同時に戦闘開始です。」
端末がアナウンスしてくれた。
「すごい、声も出るんだ。」「文明の進化かのぉ。」
俺達はお互いに距離を縮め、握手を交わした。
その瞬間
ブワンッ
雪が降っているこの場に10メートル角の立方体で黄緑色のフィールドが展開され、寒さが途絶えた。
すると端末が再び鳴り出し。
「意志を変えるかお題をクリアするか、どちらかを先にこなした方の勝利です。今回のお題は、手段を問わず、このフィールドから相手を出すことです。」
と説明した。
「なるほど、これは確実にフィールドから出した方がいいな。」
そう思って前を見ると誠がいない。かわりに20もの大きなカマクラがある。
一瞬でこんなものが!恐るべき年の功。
あちらしか入り口がないのか、誠がどこにいるかなど分からなかった。
形はどれも違うが、かなりの大きさなため、身を隠すことは容易にできる。
「やばいぞ、いきなりピンチかも。」
力比べで負ける気はなかったが、念には念を。
フィールドの中央で、すべてのカマクラに目を凝らす。
「ふぉい若者、やけに慎重じゃな。もっと若々しくがむしゃらにこんかぁ!」
どこからか声が聞こえた。
俺は頭をフル回転させ、ある作戦を思い付いた。
まず、のってくるかは分からないが、お互いの意志について話そうと催促する。その声からどのカマクラにいるかを聞き分け、隙をついて押し出すというなかなか単純なものだ。
と、なれば「ねぇおじいちゃん!いや、誠さん。」
「ふぉ?」
「おばぁさんってどんな人だったの?」
「何じゃ急に、まぁええか、たまには思い出してやらんと怒られそうじゃからの。」
俺は耳を凝らす。
とりあえず左側ではないため、8個は候補から外れた。
「バァさんは、アホじゃった。」
「ヴぇッ!?」
ただ素直に、いきなりのカミングアウトに驚いた。
「でものぉ、前向きで一生懸命で、少しでも一緒にいたかった。頑張れない瞬間をワシが助けてあげたかった。」
……わかる、それ。俺が魅陽に対して抱いている気持ちと似ている。
「って、はっ!!」逆に呑まれそうになっていた。
「若者よ。」今度は誠さんから声が届いた。
なるべく長く続けようと決めて返答する。
「どうしたの?」「好きな子はおるのか?」
「えっ……うん、まぁ笑」
「その子はお前のことなど好きでもなんとも思っていないじゃろう、諦めろ。」
いきなり失礼すぎる。でもやっぱ好きだから嘘でも傷付く。
「何でだよ。なんにも知らないくせに知ったかぶるなよ。」
「知っているんじゃ、魅陽だったか?そやつはお前よりずっとイケてるやつと、よくそこの公園で遊んでおるし、ピクニックもしていたぞい。」
誠は始めに端末で、伝の意志の項目が
好きな幼馴染みの魅陽のために尽くしたい。
ということを知っているため、名前と、彼の幼馴染みという情報を得ていたのだ。
そうともしらない伝は、誠が魅陽の名を知っていることが妙に信頼性があるため、動揺しまくっていた。
「ななななっ。ピピピクニッピク?ごはん?うまい?イケてる?一緒に?」
もはやボロボロだ。
俺は、もし、この相手が誠ではなかったとしたら、確実に消えていたとあとになって気づく。
「まぁ別にそんくらい……」
正直、一億の宝くじが当たることより羨ましかったが、ようやくどこのカマクラにいるか聞き分けることができた。
「よし、一気に駆け抜けて外に出してやる。」
そう意気込み、クラウチングポーズをとると
「ブッシャー!!」誠が地中から飛び出し、俺は吹き飛ばされる。
カマクラに隠れていた誠は少しずつ地面を掘って、伝の真下でスタンバイしていたのだ。
あまりに強い衝撃であるため、フィールド外まであと少し。足をつくことさえまだできていないのでこのままいくと負けになる。
「イヤだ、消えたくないッッッッ」ほぼ雄叫びだった。
俺は終わるのか、しょうもない終わりかただったな。魅陽、ごめんな……って、俺のことなんてどうでもいいか。
まだ覚悟もできず目をつむる。
しかし、今まで吹き飛ばされていた宙に浮く感じがピタッと止んだ。
「んん?」目をあけるとそこには
俺の体を支える誠がいた。フィールドを出る2㎝ほど手前。
「ふぉい若者。消えたくないというのは本音か?」
誠は息ひとつ乱れず問いかける。
俺は力強く頷いた。
「もちろん、消えたくはないじゃろう。少し質問を変える。何故お主は消えたくない、何のために生きる?」
俺だって知りたい。
何かをしたいとおもっているのか。
これまでの誠との会話を繋ぎ合わせ、推測をした。
というより、気付いた。といった方が正しい。
消えると思ったとき、俺はどう感じたのか。
「誠さん、俺は魅陽と一緒にいたい。アホだけど真っ直ぐで一生懸命で。そんなあいつが頑張れない瞬間を助けたい。大好きだから。そのために、俺はここで生きたい。」
何よりも本心、これが俺の意志だ、きっと。
すると誠はシワだらけの顔をもっとくしゃくしゃにして笑った。
「ブッシャッシャ、若者。伝……だったか?それだけ聞ければ満足じゃ。ワシはバァさんの分まで生きたい。じゃがの、生前に約束してたんじゃ。これからの若者を見守っていこう。もし悩んで、道に迷う者がいたら、わしらが全力をもって助けてあげようとな。」
俺は、誠が何をしようとしているのか分かった。
分かってしまった。
罪悪感、安心感、どちらとも含むこのもどかしさをどうすればよいか分からなかった。
「伝、意志は伝わった。わしは約束を守って、バァさんに胸を張って会いにいってくるかの。最後に、恋愛もこの戦いも、決め手はBLIEVEじゃ笑。」
そうして誠は自らフィールド外へと出ていった。
徐々に薄く。消えゆく弱々しいはずの体は、何故か
すべてを包み込む大海原のようにたくましかった。
「ブッシャッシャ~ブッシャ~」
豪快な笑い声がいつまでも俺の耳で鳴り響いていた。
舐めちゃいけない、この戦いを。
「スーー、ハーーー。」深呼吸をした。
「俺はできる。俺はできる。俺はやる。俺はやる。」
前を向く、行かないと。
どこへ?
そんなのは決まってる!!
決め手はBLIEVEらしいから、俺はまず
この行動を信じてみることにした。
この作品初めてのバトルしましたがどうでした?
俺は書いててめちゃくちゃ楽しかったですよ笑
次はどうしよーかなとか色々かんがえちゃいます
読み手の方に伝わりやすいようにしたいので
どしどし感想をくれると有り難いです。
それではそれでは(* ̄∇ ̄)ノ