第2話 初めての戦い
第2話
その時だった。天の国に敵が現れた。
天空神は真剣な顔で、敵をじっと見る。
敵は火だ。水に弱い。そして呪文を唱える。
「いでよ召喚獣、水攻撃」
召喚玉一つ一つに水などの強い液体が入っている。液体は、天民以外の他の人間に浴びせてはいけない。使う時は必ず天の国と外で使う。天の国では、どれだけでも使える。
『ウアアアー』
火の敵は、叫びながらキラキラと光り出し、物凄い速さで消えていった。
「こんな感じでよろしいですか?」
天空神は振り返って天様にいうと、天様は笑顔で頷き、天空神の頭を優しく撫でた。
これで天空神は天様や他の天民に"天民”と認められた。
同じ事を何度も繰り返し、全てクリアした天空神は一旦学校へ戻る。
なんと、天の国にいる時間は止まっているのだ。つまり、学校の放課や家にいる時に天の国に来ても、時間は永遠に止まっているので、時間の心配はない。
その後、天の国では・・・
「あの、天様」
話しかけているのは天民の1人、魔法使いの天星神だ。
「何だ?」
「新しく入ってきた天空神の事なのですが、実力はどんな感じでしょう?」
「初めてなのにめっちゃ強い。でも、まだレベル1になったばかりだからな」
「そうですか」
数時間後
「ただいま戻りました」
「おかえり、天空神」
「天様」
「何だい?」
「天星神様に、魔法の使い方についてお聞きしたいのですが?」
「好きなだけ聞いておいで」
「はい」
そして天空神は「天星神の所へ行く。
「天星神アンバー様、魔法の事について教えて頂けませんか?」
「良いよ。どこを教えて欲しい?」
「この陣の事何ですけど」
天空神は書物を出し、指差す。
「ああ、これね。これは4つの召喚玉をまとめると、星型の魔法陣が現れるよ」
「ありがとうございます」
天空神は教わった事を書物に書き込んだ。
それは2日後の事だった。
「皆のども、ここに王様が居るぞ」
敵のリーダーが声を上げる。
「本当ではないか。しかも子娘まで」
「あいつらを襲え」
「ハッ」
敵はこちらに向かって来る。
「天様は逃げて下さい」
天空神は庇う様なポーズをして、小声で合図を出す。
「すまんな。後は頼んだよ」
天様は敵に見つからない様にそっと逃げ出す。だが、敵に気づかれてしまった。
「待ちやがれー」敵は全力で走り、天様を様を追う。
「待て」
天空神が口を開く。
「何だ?」
「天様に手出しするな」
「生意気な事を言う子娘だ。やれ」
敵は天空神にかかり込む。
「怒り発揮魔法、いでよ召喚獣、火水風木」
呪文を唱えた瞬間、敵の足元に大きな星型の陣が出現。
「ウアアアー、落ちる」
「くそっ。こんな子娘にやられよって」
敵はぶつぶつ言いながら、陣へ落ちていった。
敵を見ていた天空神の目は、人間ではなくなっていた。
天空神は天様が逃げた所を探す。ある部屋に入ると、ガサガサと物音がした。
天空神は音のする、押入れの扉を開ける。
するとそこには、天様が座っていた。
「天様、お怪我はありませんか?」
「無いよ」
「良かったです」
天空神はほっとすると、天様が優しく抱き締めた。
「良くやったね、天空神」
「やる時はやりますよ」
天空神も天様を抱き締めた。
天様はあまりの天空神の実力魔法に、泣いている様に見えた。
この時間が長く続いた。
「長い時間すまんな」
「いえ、そんな事は」
「そうか・・・行こう」
「はい」
2人は歩いて行った。その日の夕方。
「天様、今夜ここに泊まってもいいですか?」
「良いけど、どうして?」
「敵が来て、また天様を襲うかもしれないんで。それに向こうの時間は止まっているので」
「・・・天空神はそれで良い?」
「はい」
「じゃあ、空きの部屋を天空神の部屋にしても良いか?」
「はい!」
「おやすみ」
「おやすみなさい、天様。何かあったら呼んで下さい」
「ああ、そうするよ」
天空神は部屋の扉を閉める。
その後、天の国の部屋では。
「天様、天空神がかなりの力を使いましたね」
「あの子は人間じゃなくなっている」
「私達もだけど、あの子まで・・・」
「天星神、天空神についてあげて」
「はい」
次の朝。
「おはようございます。天様」
「おはよう、天空神」
「今日から私が天空神に付いて行こうかと思いまして」
「ありがとうございます。今から学校行くんで、また後でお願いします」
「オッケー」
「行ってきます」
「いってらっしゃい」
2人は見送った。
続く




