第1話 神との出会い
♯(シャープ)は話や展開が切り替わるのを支持します。
第1話
それはある日の冬。今朝のニュースで、5時から雨が降ると言っていた。
黒髪で透き通る青い目をした中学1年生のいちご空は、学校の行き帰りに自転車に乗って登下校している。
「テストが近いからみんなが風邪をひかない様に、雨が降るのを遅らせられないかな?」
すると、目の前に眩しい光が現れた。
「君は今、みんなが風邪を引かない様に、雨が降るのを遅らせると言ったね?」
「はい」
「君は優しい心の持ち主だ。読むと良い。そして、天の国までおいで」
光は分厚い書物と玉を渡す。
空は家に帰ると、早速渡された書物を読んだ。
書いてあったのは、天の国への行き方だ。
まず周りに誰もいないことを確認し、高く飛ぶ。すると目の前に、真っ白な扉があった。思い切ってドアノブを捻って前へ進む。その先に王冠を被った王様が椅子に座っていた。
「私はこの天の国の王、早実天だ。君の名前は?」
「い・・・」
名前を言おうとすると、
「偽名を使ってくれ」
と言われた。いきなり偽名と言われて、名前が思いつかない。
「今日中に考えておきます」
「分かった」
すると王様は立ち、
「これからは、他の神の事を様付けして欲しい」
「分かりました、天様」
そして天様と一緒に天の国を回る。
「今日はありがとうございました。また来ます」
空はそう言って家に帰る。全ての事が初めてだったので緊張した。次の放課後。
空はまわりに誰もいない事を確認すると、ジャンプする。そして扉を開け、天の国へ。
「天様、ご報告がございます。私の名前は、早実天空神と申します」
「そうか、天空神。よろしくな」
「よろしくお願いします」
「そうだ。私がこの前渡した召喚玉があったと思うんだが、持っているかい?」
「はい」
「今から天空神に召喚玉の使い方と敵について教えよう。まずは書物に書いてある召喚玉の使い方だ。使いたい召喚玉を選び、"いでよ召喚獣、風をやめ”などと呪文を唱える。他のも一緒だ。召喚玉には火、水、風、木の4つの技がある。その4つをまとめると、魔法になる。次に敵の戦い方について教える。天の国には時々敵が入って来るのだ。その敵を全て倒し、レベルが上がるにつれ召喚玉に敵を入れ、戦う事が出来る様になる。書物に書いてあったと思うが、なるべく敵に襲われたり、召喚玉を渡してはいけない。この国にいる事も秘密だ。ルールを破ってしまうと、神の手下にはなれない。そして一〜百のレベルがある。天空神は一番下のレベルだ。レベルを上げるのには、修行をしなければならないのだが、それでも私の手下になるかい?」
「はい」
「因みに私以外、百レベルの神はいない」
「何故ですか?」
「みんな、修行が厳しく諦めているんだ。レベル百の天民が王になるのだが、九十九レベルの天民しかいないのだ」
「私が他の天民様より沢山修行をして、天様みたいな立派な王様に、私はなりたいです。そして私の実力を発揮します」
「応援しているよ、天空神。修行、頑張ってな」
「はい」
それから天空神は熱心に修行に取り組む。
天様は、修行を頑張る天空神を見つめる。
続く




