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元素の旅人 「理系社畜、異世界で元素魔法の賢者になる」周期表はチートじゃない。俺の「化学知識」が世界を救う法則だ  作者: 花咲かおる
第2巻「北への旅路」 

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プロローグ:旅立ちの朝

エレメンタの街に、朝日が昇る。

秀城は早朝に目を覚ました。今日から、北への長い旅が始まる。

部屋の中で、荷物を確認する。回復ポーション十本、食料三日分、着替え、地図、そして冒険者登録証。

「これで、大丈夫かな...」

コンコン、とドアがノックされた。

「メンデレさん、準備できてますか?」

ナトリの声だった。

「ああ、今行く」

扉を開けると、ナトリとオクシアが立っていた。二人とも旅支度を整えている。

「じゃあ、行きましょう!」

三人は宿を出て、ギルドへと向かった。


ギルドでは、リシアが見送りに来てくれていた。

「北への旅、気をつけてね」

「はい、ありがとうございます」

「途中の街では、各地のギルドに立ち寄るといいわ。情報も手に入るし、依頼も受けられるから」

リシアは地図を広げた。

「エレメンタから北へ、まず一日でメタリタウンに着く。金属の街ね」

「メタリタウン...」

「そこから東に一日でクリスタルシティ。宝石と鉱物の街」

「その後、北に二日でフロンティア。国境の街。窒素使いのニトロさんがいる場所よ」

秀城は地図を頭に叩き込んだ。

「分かりました」

「それと、これ」

リシアは小さな金属製のプレートを渡した。

「ギルド連盟の推薦状よ。これがあれば、各地のギルドで優遇してもらえるわ」

「ありがとうございます」

「無事に帰ってきてね。待ってるわ」

リシアは手を振った。

三人はギルドを出て、北門へと向かった。


北門を出ると、広大な平原が広がっていた。

道は一本、北へと続いている。

「さあ、出発です!」

ナトリが元気よく歩き出した。

秀城とオクシアもその後に続く。

長い旅の始まりだった。

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