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幻想奇譚

早朝の贅沢

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

紆余曲折を経て、運命的に来ることになりました。

モーニング食べるぞーーーー!!

其れは前日の事で御座います。私はお友達と待ち合わせの時間を確認致しました。

――明日の集合? ○○時だよ。早める?

――かしこまりました。いいえ。そのままで。

世間一般には、十二分に早朝と称されるお時間です。ですが待ち合わせ前のお時間を使用し、モーニングを嗜む事も出来るのではないかと。そう考えてからはもう、明日の早朝の事で頭がいっぱいで御座います。


大都会中にひっそりと佇む純喫茶。常連とまでは行かないまでも、この街を訪れた際にはほぼ顔を出すと申しても差し支え無いほどに訪れた場所。そう、オペラ座で御座います。久方振りに相対する重厚な縁のいぶし金の扉は未だそこに健在で御座います。

私は窓際の席にひっそりと腰を下ろし、目当てであったモーニングを注文致します。

分厚いトースト二枚。掌に過不足なく収まるボールに入ったサラダ。そしてエッグスタンドに嵌ったゆで卵。モーニングの定番で御座います。

提供されるまでの僅かの間、店内のBGMに耳を済ませます。早朝の為か、流れているのはクラシックではなく、軽快なジャズ。何故か日本の演歌の様な独特な曲調が入っておられるのは、私の気の所為で御座いましょうか? お昼とはまた違った世界で御座います。

そんな一時の後に、テーブルに広げられるのはモーニング。昨日から待ち侘びた理想の品々で御座います。鮮やかな狐色のトースト二枚。スプレッドは贅沢にもジャムとバター。噛まなくても分かるシャキシャキキャベツのサラダには、ドレッシングが掛けられております。そして隅にひっそりと佇むゆで卵。

私は端に置かれたバターを広げ、トーストの表面にぺたり、ぺたりと塗って行きます。じわじわと表面から溶け出て、光沢を増すその様は、誰もが虜になる光景で御座います。

本日は苺ジャムも御座います。ですので自重せず、その溶けた表面に深紅の宝石を惜しみなく施します。

我慢出来ずに先ずは一口。バターのコクのある甘さ、そして苺ジャムの優しい甘さ、そしてトーストの耳にあるカリカリとした香ばしさ、それらが口だけでなく鼻からも抜けて一瞬で夢中になってしまいます。

お家でも同じように出来る。と仰る方はいらっしゃるかと存じます。けれども、この目に入る全てが絢爛豪華、鼓膜を撫でるBGM、それら全てを自宅で行うのは、中々どうして難しいもので御座います。

最初はこのBGMに目を丸く致しましたが、今のこの光景と合わさると、何とも優雅で、何一つ欠けてはいけないものだと実感致しました。

また、訪れとう御座います。

トーストしか書いてないんですけど、めぼしいところがあと二つあって、紅茶とゆで卵です。


温い紅茶を飲んだんですけど、香りが芳醇。

コクとか分からないけど、深みが凄い。

紅茶は香りを食べる為にあると思いました。

ぶふぉー。


※作者は紅茶の味が分からない人間です。

だから何時も珈琲回が多いです。


あと、ゆで卵!!

ちょっと半熟なんです。ほよほよで柔らかい。

今までのゆで卵は、このゆで卵に敵わない事を知りました。


館内BGMが若干和風に感じられて、脳内で齟齬を感じてたんですけど、トースト食べてたら、このBGMじゃなきゃ駄目だと知らされました。


クラシックじゃ駄目。今回は駄目。

ちょっと温くて優しいジャズが一番よい。


待ち合わせ忘れそうになって、そろそろ連絡来そうです。

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