表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/62

08 賢者になりたいひとが増えてきた

 ボクは、苦労人(くろうにん) ミエルだった。

 なぜ過去形(かこけい)かというと、賢者(けんじゃ)になったからだ。


 ボクのパーティメンバー みやびも、(よろこ)んでくれている。


賢者 ミエル

「これからは、魔法使(まほうつか)いと僧侶(そうりょ)呪文(じゅもん)使(つか)えるようになると(かんが)えると、(うれ)しくて(ねむ)れない()がするよ。」


武闘家 みやび

大丈夫(だいじょうぶ)さ、わたしがグッスリと眠れるように手伝(てつだ)うさ。」


 ボクとみやびは、毎日なかよく()らしている。



 ギルドのテーブル


冒険者(ぼうけんしゃ)

中級(ちゅうきゅう)ダンジョンのボスを二人で倒すと、賢者になれるらしい。」


冒険者B

職業しょくぎょうが苦労人しか賢者になれないらしい。」


冒険者C

「苦労人なんて、そんするだけの人生だと思っていたのに、予想外よそうがいだよなあ。」


冒険者D

「いまの職業で、レベル20になったら、苦労人に転職てんしょくしようかな。」


冒険者E

「賢者になれば、魔法使いと僧侶の呪文が両方つかえて、チートだよなあ。」


 多くの人が、賢者ミエルを、うらやましがっていた。



 ギルドマスターの部屋へや


ギルドマスター

「それで、賢者となったミエルは、魔法使いと僧侶の呪文が両方りょうほうつかえるのか?」


受付

「まだ、わかりません。

 ミエルさんは、賢者になってすぐに、ギルドに報告ほうこくられましたから。」


ギルドマスター

「つまり、まだ、賢者としてはたたかったことがないのか?」


受付

「そのとおりです。」


ギルドマスター

「賢者 ミエル の戦闘内容せんとうないようが分かったら、教えてくれ。」


受付

「かしこまりました。」



賢者 ミエル

「みやび、初級者ダンジョンにつきあってくれますか?」


武闘家 みやび

「ミエルは、賢者として、武闘家のわたしといきうかをりたいのさ。」


ミエル

「その通りだよ。

 みやびは、やっぱり、あたまがいいんじゃないか?」


みやび

「バカのわたしをアタマがいいって言うひとは、ミエルだけさ。」


ミエル

「多くのひとは、初級者ダンジョンなんて面倒くさいって、いやがるんだよ。」


みやび

「わたしも、いまさらって思うけれど、ミエルが行きたいと思うなら、行った方が良いと思うさ。」


ミエル

「ありがとう、みやび。」


みやび

「どういたしまして。」



 ボクとみやびは、初級者ダンジョンに入った。


ミエル

「うん、初級者ダンジョンのモンスターと武器を持ってたたかう分には、いいかんじだね。」


みやび

「それは、良かったさ。

 わたしは、ぼーっと立っているだけで、らくだわさ。」


 ボクは、どうつるぎで、簡単かんたんにモンスターをたおしていた。


 しかし、硬いモンスターには、銅の剣ではダメージをあたえられなかった。


みやび

「おっ、ミエル。 魔法使いの呪文をつかうチャンスさ。」


ミエル

「うん、そうだね。

 じゃあ、見ててね。


 魔法使いの呪文 火球かきゅう しょう。」


 しかし、なにもこらなかった・・・


ミエル

「あれ、おかしいな?

 魔法使いの呪文 火球かきゅう しょう。」


 モンスターのツメが、せまってくる。


みやび

「ミエル、どうしたのさ。」


 みやびがはしってきて、モンスターをたおしてくれた。

 しかし、ギリギリのタイミングになったから、みやびはケガをしてしまった。


 いつもなら、ボクが簡単に倒していた相手だからだ。


ミエル

「みやび、ありがとう。

 僧侶の呪文 回復かいふく しょう。」


 しかし、みやびのケガをなおせなかった。


【読んでくださった方へのお願い】


面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです……!


【☆5評価の10ポイントはとても大きい】ので、ぜひお願いします……!


評価の入れ方は、広告の下(↓)にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある


☆☆☆☆☆をポチっと押すことで


★★★★★になり評価されます!


未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ