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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第7章 みやび覚醒、すべてを知る力

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52 2番目に決めるべきは「場所」

ボクは大賢者ミエル、モンテ領で飯屋を始めるための話し合いをしている。

相手は、武闘家みやび、表向き僧侶の賢者アラン、表向き魔法使いの賢者アリスだ。


値段の次に決めるべきものは?


ミエル

「次は、場所を決めたいと思う。 ただ、この町の中心の方は高くて無理だと思う。

 だから、少し遠いけれど、行けないことはない・・・

というような場所から選ぶことになりそうだ」


アリス

「仕方ないわね」


アラン

「だから、歩き回るとおっしゃっていたのですね」


ミエル

「その通りだよ」


みやび

「それよりも、お料理の味はどうするのさ。

 まずかったら、誰も来ないさ」


ミエル

「ああ、味の方は、あとでいくらでも変えられるから、後回しにしたい。

 お砂糖と食用油は使えないけれど、それでも、味を濃くしたり、うすくしたり、昆布だしをかつおだしを使い分けたり、いくらでもできるからね」


みやび

「そうなのさ?」


みやびは良く分からない顔をしている。


ミエル

「アランが言ってくれたように、値上げはできないと思った方がいいだろう。

 そして、場所も変えられない。一度借りたら、2年間は借り続ける契約、約束をさせられてしまうからね」


みやび

「2年間も変えられないなら、大変さ。 味は明日からでも変えられるのにね」


ミエル

「味については、約束する相手がいないからね」


アリス

「不味いなら食うなと言えるからね」


アラン

「毎日、美味しいご飯をありがとうございます」


アリス

「よろしい」


みやび

「ミエル、美味しいご飯ありがとうさ」


ミエル

「どういたしまして。みやびは、いつも美味しいって言ってくれるから、うれしいよ」


みやび

「わたしも幸せさ」


アリス

「アラン」


アラン

「どうした? アリス」


アリス

「お手本にしなさい」


アラン

「アリス、毎日、美味しいご飯をありがとうございます」


アリス

「一口食べたら、美味しいって、言うことね」


アラン

「今度から、もっと大きな声で言うね」


アリス

「よろしく」


ぼくたちは、食堂をひらく場所を探すために、宿屋を出た。


つづく


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