表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第7章 みやび覚醒、すべてを知る力

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/78

51 1番に決めるべきは「値段」

金、土、日で、合計12話分を公開します。

カクヨムの方で先行公開します。


ボクは大賢者ミエル、モンテ領での商売というか生活費を稼ぐための仕事として、飯屋を始めようとしている。武闘家みやび、表向き僧侶の賢者アラン、表向き魔法使いの賢者アリスがいるから、新鮮な魔物の肉料理を出せるということを看板にして、それなりに成功できると思う。


ミエル

「最初に決めたいことは、値段です。2,500バーシルにしたいと思います」


アリス

「おつりの500バーシルを用意することが大変です。だから、3,000バーシルにするべきです」


ミエル

「高すぎないかな?」


アラン

「値上げすることは大変です。それに、少し高いくらいの方が、品の良い客を選ぶことが出来ます」


ミエル

「そうだねえ、みやびはどう思う?」


みやび

「高いとは思うさ。それでも、【情報伝達師ワタセ】のようなひとを近寄らせないことが大事さ」


参考: 第5章 情報伝達師 ざまあ


ミエル

「ありがとう、みやび。あのときは、心配掛けたね。

 じゃあ、一食の値段は、3,000バーシルにします。

 そして、夜の営業はしません」


アリス

「どうしてかしら?」


ミエル

「夜となると、お酒を出す店に行く人が多いはずです。

 健康上の理由で、お酒はお客様にお薦めできないです。

 そして、お酒を出す店は、2~3種類のお酒を混ぜあわせる特技を持つ店でない限り、他の店との差はないから、みんな同じようなお酒になります」


アラン

「なるほど、そうですね。地元の方々のお店と競い合うことになると、地元のひとたちの雇用を奪ったといわれそうですね」


アリス

「ああ、そのハンデがあったわね。本当に、よそ者の私たちは不利ね」


みやび

「なんか、ずるいさ」


ミエル

「そうなんだけれど、地元の人が有る程度まで守られるルールは大事だと思う。そうでもないと、よそ者は地元の人に攻撃されてしまうからね」


マーサ こころの声

『地元、つまり生まれ育ったところで、有利な条件でなければ、えーっと、得するというかヒイキされることが無ければ、よそから来た人たちに、もともと住んでいた人たちは負けてしまうからね。

 まあ、仕方ないわ。

 たとえば、わたしたちが遠くに住んでいる魔物のお魚を、ここの池に放したら、どうなると思う?』


みやび こころの声

『ぜんぶ食べられてしまう』


マーサ こころの声

『だから、ここの領主さま、一番えらいひとは、そうさせないようにしているのよ』


みやび

「わかったさ」


賢者アラン こころの声

『みやび様は、うわさよりも賢いんじゃないだろうか?』


賢者アリス こころの声

『みやび様は、ミエル様の言うことを良く聞いているそうだから、うわさよりも賢くなったんじゃないかな?』


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ