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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第7章 みやび覚醒、すべてを知る力

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49 白丸の正体と最寄ギルド変更届

多くの人に読んでもらえてうれしいです。

ただ、出版社や新人賞は、総合評価ポイントが高い作品を探しているようです。

ブックマークと評価の☆お願いします。

(もらえたときは、イケイケ ゴーゴー ジャーンプして喜んでいます。)


入領審査室にて


入領審査官(鑑定師 中級) (あおい) 大地(だいち)は、入領審査官(鑑定師 中級)紅桜(べにざくら) 姫子(ひめこ)を不思議そうに見ていた。


紅桜(べにざくら) 姫子(ひめこ)

「なによ、大地。 ワタシの顔になにかついている?」


(あおい) 大地(だいち)

「いや、姫子が入領希望者に助け舟を出すなんて、めずらしいと思ったんだ」


姫子(ひめこ)

「なんだかね、近しいものを感じたのよ」


大地(だいち)

「それはあるな。ちがう場所で会っていたら、話をしてみたいものだ」


入領審査責任者(鑑定師 上級) 白石(しろいし) 白丸(しろまる)は、二人に話しかけるタイミングを待っていた。


白石(しろいし) 白丸(しろまる)

「そろそろいいか?」


姫子(ひめこ)

「ええ、どうぞ。モン」


白丸(しろまる)は、姫子(ひめこ)をにらみつけた。


姫子(ひめこ)

「なあに? 白丸」


白丸(しろまる)

「ああ、それでいい。 最後の4人組について情報共有したくてな」


大地

「やはり、裏があるのですね」


白丸

「いや、裏表がない連中だが、秘密にしたいことがあるようだ。

 上級スキルでの鑑定結果を、見てくれ」


===== ==== =====


【中級スキルによる鑑定情報】


職業1: 僧侶 ミエル



【上級スキルによる鑑定情報】


信頼度: 青信号


職業1: 大賢者 ミエル

職業2: 神の代行者


みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。

と考えながらも、旧カニング公爵領の安全を最後の瞬間まで守ってきた超が付くほどのお人よし。


故郷を追い出されるように出て来たにも関わらず、住民が避難するときに困らないように、月夜橋に月の魔力を込めてきた。 しかし、盗賊が月の石を外してしまったために、月夜橋は崩れ落ちた。 


ということは、言っちゃダメだよ。


===== ==== =====



大地

「えっ? じゃあ、今頃、旧カニング公爵領のひとたちは?」


白丸

「さあな、独立と自治を希望したのだから、自分たちでなんとかするだろう」


姫子

「それよりも、ミエルさんって、報われませんね」


大地

「まあ、出会うことがあれば優しくしてやろう」


白丸

「そうしてやってくれ、次は」


===== ==== =====


【中級スキルによる鑑定情報】


職業1: 武闘家 みやび



【上級スキルによる鑑定情報】


信頼度: 青信号


職業1: 武闘家 みやび

職業2: 鑑定師 上級

職業3: 習得師 上級 (未使用)

職業4: 能力師 上級 (未使用)


ミエルの恋人、ミエルのこころの支えであることを非常に喜んでいる。

他の女性がミエルに近づかないように、ミエルと仲がいいことを言いまわっている。

鑑定師は身につけたばかりで、使い慣れていない。


白丸の正体は、モンテ領を治める【モンテフルーツ大公爵】であると気付いたが、その重大さが分かっていないので、すぐに忘れてしまうだろう。


ああ、もったいない。


===== ==== =====



姫子

「ぷくく、ハハハハハ。 素晴らしい落ちね」


姫子は、お腹を抱えて大笑いしていた。


大地

「まさか、上級鑑定師だとはなあ。 ボクたちでも、中級なのになあ」


白丸

「いやいや、上級の鑑定師はお薦めできないぞ。 人間不信になってしまうからな」


姫子と大地は、少し納得したような、心当たりがあるような表情をしていた。


白丸

「あとのふたりは、姫子と大地に近い立ち位置だな」


===== ==== =====


【中級スキルによる鑑定情報】


職業1: 僧侶 アラン



【上級スキルによる鑑定情報】


信頼度: 黄信号


職業1: 賢者

職業2: 護衛

職業3: 隠密


賢者とばれると悪目立ちして損するから、ギルドには僧侶で登録する予定。


旧カニング公爵領の大親分左近の命令で、武闘家みやびの護衛をしている。

実際は、左近への恩を返すためである。


賢者になる前に、前の恋人と別れているため、利益が無ければ他人は離れていくと達観している。

というか冷めた目で見ている。 今の恋人に対しては、このまま信じあえる仲でいたいと願っている。


冷遇したり、無礼な言動をしない限り、信頼できる人物である。


===== ==== =====


白丸

「そして、最後のひとりは」


===== ==== =====


【中級スキルによる鑑定情報】


職業1: 魔法使い アリス



【上級スキルによる鑑定情報】


信頼度: 黄信号


職業1: 賢者

職業2: 護衛

職業3: 隠密


賢者とばれると悪目立ちして損するから、ギルドには魔法使いで登録する予定。


旧カニング公爵領の大親分左近の命令で、武闘家みやびの護衛をしている。

実際は、左近への恩を返すためである。


賢者になる前に、前の恋人と別れているため、利益が無ければ他人は離れていくと達観している。

というか冷めた目で見ている。 今の恋人に対しては、このまま信じあえる仲でいたいと願っている。


冷遇したり、無礼な言動をしない限り、信頼できる人物である。


===== ==== =====



姫子

「よく分かりました。 しかし、大賢者1人と賢者2人ですか?

 モンテ領にとって、大きな貢献が期待できますね」


大地

「まあ、賢者だと申請しなければ、ギルドで希望通りに登録できるだろう」


白丸

「まあ、つまらない連中だな」


姫子

「その代わり、他の連中には、期待しているのでしょう?」


白丸

「ああ、領境の外にある商業地区、交流地区、親子地区に行ってもらった」


大地

「商業地区は不正と詐欺、交流地区は男性と女性の距離、親子地区は人さらいに警戒するように指示を出しておきます」


白丸

「頼んだぞ、そろそろ身体を動かしたいからな」


姫子、大地

「「御意」」


姫子 こころの声

『ストレスがたまっているんだろうなあ。』


大地 こころの声

『【監察官ルナ】様のような方がいらっしゃったら、世直しの旅に行きたいのだろうなあ。』


姫子、大地 こころの声

『『モンテ領の領主、【モンテフルーツ大公爵】としての責務を優先する御方で良かった。

  悪人どもには、憂さ晴らしの相手として、がんばってもらおう』』





モンテ領のギルドの受付


ミエル、みやび、アラン、アリスは、最寄りギルド変更届を提出して、申請した通りの職業でギルド登録ができた。



受付嬢

「たとえば、同じ依頼をモンテ領内の誰かと取り合うようなことがあれば、お譲りいただきます。

 あしからず、ご了承ください」


ミエル

「モンテ領に昔から住んでいるひとたちの雇用と利益を奪わないためですね」


受付嬢

「そうです。気を悪くしないでくださいね。生まれ故郷で後回しにされたら、悲しくなりますからね。

 ただし、無礼な言動や、理不尽な言いがかりがあれば申告してください。

 地元の人でなければ、なにをやっても良いという訳ではありませんから」


アリス

「それで、わたしたちが受けても良い依頼とダメな依頼の判断は、どうすれば良いですか?」


受付嬢

「単純作業の依頼は、地元民は朝一番から受けることが出来ます。

 しかし、よそ者は午後からの受付となります」


アラン

「なるほどな。 では、むずかしい依頼については、どうなりますか?」


受付嬢

「地元民でも受けるひとは少数ですが、やはり、よそ者は午後からの受付となります」


みやび

「じゃあ、昨日の依頼だったら、朝でも良いですか?」


受付嬢

「おっしゃる通りです。 あくまで、地元民が優先的に受注できるだけです

 ほんの少しの差でも先に、受付に申請してもらえれば、横取りはされません。」


ミエル

「達成報酬は、地元の方と同じですか?」


受付嬢

「はい、同じです」


みやび

「良かったさ」


ミエル

「それでは、続きでもう1件お願いできますか?」


ミエルは、旧カニング公爵領のギルドで受け取った振替証を提出した。


受付嬢

「確認します」


受付嬢は、カウンターに置いてある検査台で、振替証を読み取った。


受付嬢

「それでは、ギルドプレートに書き込みます。」


ミエルは無事に受け取ったお金を、モンテ領内のギルドに移動できた。

ミエルは一部を引き出した。


そして、みやびだけでなく、アラン、アリスにも、お金を渡した。


アラン

「いえ、受け取るわけには行きません」


ミエル

「そうは言っても、みやびの護衛として働いてもらうんだから、タダ働きにはさせないよ」


アリス

「アラン、ありがたく受け取りましょう」


ミエル

「そうだよ、その代わり、責任をもって、みやびを守ってもらうからね」


アラン、アリス

「「おまかせください」」


ボクたちは、本日の宿を決めてから、夜ご飯と明日の朝ごはんを買いに行った。


ミエル

「長旅で疲れたから、活動開始は明日の朝からにしようね」


みやび、アラン、アリス

「「「賛成」」」


つづく


わたしは小説の中で、「1時間前」とか「昨日」というように、時間がさかのぼることが嫌いです。

よって、【モンテフルーツ公爵】の名前を出しましたが、読者のみなさまにおかれましは、読み飛ばして、お忘れください。

注意 モンテハート大公爵、モンテマニー大公爵、モンテフルーツ大公爵は、それぞれ、別の人です。


【読者様へ】

 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


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