表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第5章 情報伝達師 ざまあ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/78

31 人と人をつなぐ役割

本日、31~37話まで一気に公開します。


ギルドでは、渡し人(わたしびと)という話題の人がいた。


人と人をつなぐ役割を買って出ることで、サッカーのボールをパスでつなぐようにすれば、みんなが大きな目標に向かって頑張ることができる。しかし、見知らぬ人同士が交流することは中々むずかしい。それを手助けすることができるひととは、多くの人に話しかける勇気を持っているひとであり、時間や労力を惜しまないフットワークが良い、小間使い走りができるひとだ。そういうひとにボクはなりたい。


そう言ったのは、【情報伝達師 ワタセ】だった。



ボクはミエル。 うぬぼれても良いなら、この物語の主人公だ。

晩ごはんのときに、恋人の武闘家みやびから【情報伝達師 ワタセ】の話を聞かされた。


武闘家みやび

「いまだにワタシとドキドキしながら話すミエルにはできないことさ。 【情報伝達師 ワタセ】はすごいさ。」


ボクは焼きもちでムッとしてしまった。


元苦労人の賢者ミエル

「みやび、この間の【ワナ解除師】のことを思い出して欲しいんだ。

 ついて行かないようにね。そして、どうしてもボクに会えないときは、ギルドの職員さんに言ってからにしてね。」


みやび

「分かっているさ。ミエルはワタシが信じられないのさ?」


ミエル

「じゃあ、約束について言ってくれる。」


みやび

「ギルドのお兄さんかお姉さんに、だれだれと、どこどこに行ってきます。 帰りは何時になります。 ミエルに伝えてください。」


ミエル

「良く出来ました。」


みやび

「ミエルは、いつもワタシを子どもみたいに言うさ。」


ミエル

「みやびのことが心配なんだよ。」


みやび

「子どもじゃないのに。」


ミエル

「みやびは大人の美しくて可愛い女性だから、多くの男性が狙ってくるんだよ。だから、心配なんだよ。」


みやび

「むずかしいこと言って、ごまかさないで。」


ミエル

「かわいいみやびが好きな男の子は、たくさんいるから気を付けてって言っているんだ。」


みやび

「わかったー、やきもちさ。 かっこつけちゃって。」


ミエル

「ボクはいつだって素直に気持ちを伝えているよ。」


みやび

「わかったさ。じゃあ、今から歯をみがいて、朝まで仲よくしようさ。ミエル。」


ミエル

「もう、いつもボクをからかって。」


みやび

「じゃあ、今日は寝落ちするまで、おしゃべりしようさ。」


ミエル

「歯をみがいてくるよ。」


みやび

「ミエルは、いい子さ。」


ボクたちは、朝まで仲よく過ごした。



翌朝、みやびとギルドに行くと、話しかけてくるひとがいた。


???

「こんにちは、ミエルさん。」


ミエル こころの声

『このパターンは、イヤな予感しかしない・・・』


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ