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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第3章 白銀の戦士 ざまあ

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19 ボクたちと戦おうとする戦士

本日は、15~21話を投稿します。


約1時間ごとに投稿しますので、ブックマークしてお待ちください。

【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」で、応援お願いします。


 しばらくして、地下15階のボスの間についた。


ボス

「ほう、あらたな挑戦者が来たか?

 だが、すまんな。

 前の挑戦者が負けを認めずに、ねばっているのだ。」


 ボスが指さす方を見ると、50mくらい向こうの壁で、白銀のよろいを着た戦士 エクスカが壁に貼り付いている。


ミエル

「質問して良いですか?」


ボス

「どうぞ。 答えても良い範囲で答えよう。」


ミエル

「エクスカさんは、なにをしているのでしょうか?」


ボス

「壁に貼り付いているな。」


ミエル

「それは、分かります。

 ボクが知りたいのは、なぜという理由です。」


ボス

「マグネットパワーで貼り付いている。

 鉄は磁石にくっつくからな。」


ミエル

「そんな強力な磁石があるのですね。

 みやび、悪いんだけれど、エクスカさんを壁から引き離してあげて。」


みやび

「イヤだう。 触れたくないう。」


ミエル

「そこをなんとか、お願いできませんか?」


みやび

「ミエル、1つ貸しにするさ。」


 みやびは、しぶしぶ行ってくれた。

 そして、戻ってきた。


みやび

「無理だったさ。」


ボス

「当然だ。わたしが考えた戦士を封じるためのワナだからな。」


ミエル

「そうですか?

 自慢する割には、困っているご様子ですね。」


ボス

「そうなんだよ。

 呪文で攻撃しようとしたが、呪文が跳ね返されてしまう。

 とは言え、わたしには剣などの物理攻撃はできない。


 というわけで、彼が餓死するまで待つしかない状況なのだ。」


みやび

「ミエル?

 ガシって、なにさ。

 強くこぶしを握るのさ?」


ミエル

「おなかが減って、死んじゃうってことさ。」


ボス

「彼のおかげで、今週のノルマを果たせない。

 わたしを倒してくれる冒険者と、わたしに倒される冒険者なら問題ないのだがな。

 ああいうふうに時間かせぎをされると迷惑だ。」


ミエル

「ボクにどうしろと?」


ボス

「よろいを脱いで戦え!

 と説得してくれないか?」


ミエル

「よろいは、彼の誇りであり、すべてですからね。

 無理だと思います。」


みやび

「無駄でも、やってみるさ。」



 ボクは、しぶしぶ、エクスカさんのところまで歩いて行った。


ミエル

「エクスカさん、どうされますか?

 飢え死にするまで、そのままですか?」


エクスカ

「おお、賢者、ミエルか?

 そのつもりはないぞ。


 私のよろいを吸い寄せるボスの魔力もいつかは切れるはずだ。

 そうなったときに、わたしの白銀の剣を、のど元に突き立ててやる予定だ。」


ミエル

「ボスさんによると、エクスカさんが飢え死にするまで待つそうですよ。

 つまり、魔力切れはないでしょうね。」


エクスカ

「そうか、想定外だな。

 どうしようか?」


ミエル

「そのまま飢え死にするか?

 それとも、よろいを脱いで戦うか?

 どちらかを選ぶしかないですね。」


エクスカ

「そうか、仕方が無い。

 よろいを脱ごう。」


 エクスカは、よろいを脱いだ。

 シャツと下着だけになった。


 剣だけでも、もっていきたいと思ったが、強く貼り付いていて無理だった。


エクスカ

「仕方ない。

 あきらめる。」


 エクスカは、素手で地下15階のボスに挑むことになった。


エクスカ

「さあ、ともに戦おうではないか?」


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。



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