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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第3章 白銀の戦士 ざまあ

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17 賢者もバカにする戦士

本日は、15~21話を投稿します。


約1時間ごとに投稿しますので、ブックマークしてお待ちください。

【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」で、応援お願いします。


 ギルドには、賢者カップルの男女が来ていた。


☆ 14 賢者は【魔法使いと僧侶】より強かった 参照


賢者 男性

「これなんか、どうだろう。」


 掲示板にかかった依頼をとって、相手に見せていた。


賢者 女性

「あら、いいわね。」


 そこへ、白銀の戦士 エクスカが声を掛けてきた。


エクスカ

「美しいお姉さん、盾役にわたしがご一緒しましょうか?」


 賢者 女性は、気づかないふりをしていた。

 賢者 男性も、それに合わせていた。


 しかし、・・・


エクスカ

「失礼、おふたりは仲間でしたか。

 どうですか、そこの細い体格の男性よりも、わたしのほうがよほど頼りになりますよ。


 お互いに不得意なものを補い合う関係が理想ではありませんか?」


賢者 女性

「間に合っています。」


賢者 男性

「彼女は、ボクの恋人だ。

 ジャマしないでもらいたい。」


エクスカ

「では、どちらが役に立つか比べませんか?」


賢者 女性

「その必要はありません。」


エクスカ

「それでは、いっしょに行きましょう。」


 エクスカは賢者の女性の腕をつかんだ。


賢者 男性

「その手をはなせ。」


 賢者 男性は、エクスカの腕をつかんだが、びくともしなかった。


賢者 男性

「しかたない。

 怪我しても、うらまないでくれよ。


 火球 小。」


 カン!

 白銀のよろいが呪文を跳ね返した。


エクスカ

「いま、なにかしたか?」


賢者 男性

「その手をはなせ。」


 ギルドにいたひとたちが周りを取り囲んで、見物していた。


エクスカ

「すなおに私の助けを借りればいいものを。

 見ろ、ひとだかりが出来て、わたしが悪者扱いではないか?」


 見物客の囲いを2つに分けるようにして、姿を見せた人物がいた。


ギルドマスター

「エクスカ。

 そこまでだ。

 この二人は、ギルド公認カップルだ。

 割り入ろうとするエクスカが悪い。」


エクスカ

「わたしの親切心が分からないのか?」


ギルドマスター

「ちいさな親切、大きなお世話だ。

 もう帰ってくれ。」


エクスカ

「ふん。」


 エクスカはギルドを去って行った。


賢者 男性

「ギルドマスター、ありがとうございました。」


賢者 女性

「ギルドマスター、ありがとうございました。

 あなた、けがはない?

 念のため、回復呪文 中 をかけたわ。」


賢者 男性

「ありがとう。」


ギルドマスター こころの声

『エクスカから受ける利益とこうむる面倒ごとを天秤にかけると合計としては、マイナスだな。』


 エクスカを受け入れるパーティは、現在までのところ、存在しなかった。


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


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