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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第2章 賢者いじめ ざまあ

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13 賢者を信じ切れなかったリタイア勢

 10分の1以下の確率で、賢者が出たカップルも上手く行かなかった。


 せっかく賢者になれたのに、賢者の能力覚醒のうりょくかくせいの花がくまでてない者が多かった。 だからこそ、女神様は、冒険者に【職業 苦労人】を経験させることで、忍耐力にんたいりょくやしなう時間をあたえようとしたのだろう。


 それなのに、賢者を信じ切れなかったリタイアぜいの方が多かった。


【失敗例1】


賢者 男性

「どういうことだよ。

 かえって弱くなったじゃないか?」


カップル 女性

「レベル22まで、がまんすればいいじゃない。」


賢者 男性

「それまで、ちまちま節約せつやくしろって言うのか?」


 この男性は、レベル20になるとすぐに、戦士に転職した。



【失敗例2】


賢者 男性

「弱くなるというのは、聞いたとおりだ。

 でも、レベル22まで待てば勝ち組になれる。」


カップル 女性

「レベル22まで、貧乏びんぼうえろと言うの?」


賢者 男性

「いっしょに居てくれるよな?」


カップル 女性

「いやよ、別れましょ。」


 この男性は、レベルをあげる気力きりょくくなった。



【失敗例3】


賢者 女性

「わたしが稼げなくなった分は、お金をくれるわよね?」


カップル 男性

「いやだよ。

 レベル22まで、がまんすればいいじゃない。」


賢者 女性

「いやよ、この美しさを維持いじするには、お金がかかるのよ。

 レベル22で本当に良くなるの?

 成れなかったら、大損おおぞんじゃない。」


 この女性は、レベル20になるとすぐに、魔法使いに転職した。



【失敗例4】


賢者 女性

「弱くなるというのは、聞いたとおりね。

 でも、レベル22まで待てば勝ち組になれるわ。」


カップル 男性

「レベル22まで、オレに働けと言うのか?」


賢者 女性

「カップルなんだから、ささいましょう?」


カップル 男性

「いやだね、俺はもてるから、ほかの女のところに行く。」


 この女性は、かなしみをこらえながらレベルをあげたが、レベル10になっても、レベル5の魔法しか使えないことに絶望して、レベルアップをやめてしまった。



ギルドマスターの部屋


ギルドマスター

「せっかく賢者になれたけれど、レベルアップをあきらめた男女の冒険者がいるようだな。」


受付

「おっしゃるとおりです。」


ギルドマスター

賢者同士けんじゃどうしでカップルになれるように引き合わせてやってくれ。

 ひきこもりで終わってしまうのは、もったいないからな。」


受付

「かしこまりました。」



女神 ミサキ

「ミエルとみやびのように、苦しい状況でも支え合える関係はスーパーレアみたいですね。


 愛と美の女神 イウラ・ノータが聞いたら、ミエルとみやびを自分の天祥てんしょうにしたがるでしょうね。


 でも、渡さないわ。

 だって、わたしの天祥てんしょうなんだからね。」


女神 ミサキ こころの声

『それにしても、二人の関係って、素敵すてきよね。』


☆ みやび

☆ 「食べるだけなら、大丈夫だいじょうぶさ。」

☆  みやびは、ボクが食費しょくひをギリギリかせげるつよさをもどしたことをよろこんでくれたのだ。

☆ 10 賢者はレベル22で花が咲く 参照


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