表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第2章 賢者いじめ ざまあ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/78

12 賢者になれなかったひとたち

 ギルドのテーブル


 ミエルがギルドに報告した翌日よくじつ、ギルドは賢者の話でがっていた。


 冒険者たちの手のひら返しは、すごかった。


冒険者ぼうけんしゃ

中級ちゅうきゅうダンジョンのボスを二人で倒すと、賢者になれるらしい。」


冒険者B

職業しょくぎょうが苦労人しか賢者になれないらしい。」


冒険者C

「苦労人なんて、そんするだけの人生だと思っていたのに、予想外よそうがいだよなあ。」


冒険者D

「いまの職業で、レベル20になったら、苦労人に転職てんしょくしようかな。」


冒険者E

「賢者になれば、魔法使いと僧侶の呪文が両方つかえて、チートだよなあ。」


 多くの人が、賢者ミエルを、うらやましがっていた。



 ギルドマスターの部屋へや


ギルドマスター

「賢者となったミエルは、魔法使いと僧侶の呪文が両方りょうほうつかえるのか?」


受付

「ええ、使えます。

 このステータスをご覧ください。」


=================


名前: ミエル

職業: 賢者 レベル22


呪文: 魔法使い

 火球かきゅう しょうだい

 こおり しょうだい


呪文: 僧侶

 回復かいふく しょうだい

 治療ちりょう

   どく麻痺まひ、混乱、精神疲労

 見えないやいば しょうだい


=================


ギルドマスター

「これは、すごいな。

 それで、ほかの冒険者も、賢者になれそうか?」


受付

「分かりません。

 とにかく、ミエルさんのまねをするものが増えていますので、そのうち分かるでしょう。」


ギルドマスター

「結果が楽しみだな。」



20日後


 ギルドのテーブル


冒険者ぼうけんしゃ

「賢者になれたという話は、あまり聞かないな。」


冒険者B

「賢者になる方法をかくしたいのかもな。」


冒険者C

「それとも、めったに成功しないのか、どっちだろうな?」



 ギルドマスターの部屋へや


ギルドマスター

「賢者になるには、男女のカップルであることも条件になるのか?」


受付

「それが、そうでもないのです。」


ギルドマスター

「というと?」


受付

「男女のカップルから賢者が出る場合と出ない場合の両方があるのです。

 つまり、それだけでは足りないようです。」


ギルドマスター

「なにが足りないんだろうな?」


受付

「カップルの親密しんみつさ。

 つまり、関係の深さと思いましたが、そうでもないようです。」


ギルドマスター

「とすると、運の要素もあるのかもしれないな。」


受付

「おっしゃるとおりです。」



 賢者になれる確率は、10くみのカップルに1組以下だった。


 ミエルとみやびは、数少ない成功例の1組だった。


【読んでくださった方へのお願い】


面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです……!


【☆5評価の10ポイントはとても大きい】ので、ぜひお願いします……!


評価の入れ方は、広告の下(↓)にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある


☆☆☆☆☆をポチっと押すことで


★★★★★になり評価されます!


未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ