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みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第2章 賢者いじめ ざまあ

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10 賢者はレベル22で花が咲く

 ボクはミエル、いま、みやびになぐさめてもらっている。


武闘家ぶとうか みやび

「ミエルは、どうしたいのさ。」


賢者けんじゃ ミエル

「そうだね。

 レベル30までレベルアップしたい。

 それでもダメなら、ほか職業しょくぎょう転職てんしょくするよ。」


みやび

「わたしは、ミエルといっしょにいるさ。」


ミエル

「ありがとう、みやび。」



 初級者ダンジョンで戦い続けた結果、ボクは、賢者 レベル5になった。


ミエル

「みやび、呪文じゅもんが使えるようになったよ。」


みやび

「良かったさ。 ミエル。」


 ようやく、レベル1の魔法が使えるようになった。


 魔法使いの呪文 火球かきゅう しょう と

 僧侶の呪文 回復かいふく しょう を

使えるだけでも、ありがたい。


ミエル

「でも、このことは、ギルドには言いたくないんだ。」


みやび

「どうしてさ。」


ミエル

「きっと、

  賢者って、時間のムダづかいですね!

って、

バカにされる気がするんだ。」


みやび

「ミエルが、そう思うなら、そうすればいいさ。」


ミエル

「ありがとう、みやび。」



 みやびのおかげで、中級ダンジョンでも戦えるまで回復した。

 ボクがレベル10になったとき、レベル5の魔法使いと僧侶の呪文を使えるようになった。


みやび

「食べるだけなら、大丈夫だいじょうぶさ。」


 みやびは、ボクが食費しょくひをギリギリかせげるつよさをもどしたことをよろこんでくれたのだ。


ミエル

「ありがとう、みやび。」


 ボクは、自分のなさけなさにきたくなった。



 みやびは、文句もんくひとつ言わずに、ボクといっしょに戦ってくれた。

 そのおかげで、ボクがレベル20になったとき、レベル10の魔法使いと僧侶の呪文を使えるようになった。


みやび

「少しずつでも呪文が使えるならいいさ。

 わたしは、ミエルといっしょなら、しあわせさ。」


ミエル

「みやびはボクの希望の光だよ。」



 その夜、ボクは、夢を見た。


未来知見みらいちけん女神めがみ ミサキ

「わたしが守護しゅごするミエル、聞こえますか?

 あと少しです。

 このまま続けて、がんばってくださいね。」


ミエル

「だれですか?

 そうすれば、成功せいこうしますか?」


女神 ミサキ

「もちろんです。」


ミエル

「ありがとう。」


みやび

「ミエル、だれと話しているさ。

 寝言ねごとかあ、心配しなくても、そばにいるさ。」


女神 ミサキ

「みやび、あと少しであなたにむくいることができます。

 どうか、ミエルをお願いします。」


みやび

「ムクいる?って、イヌをさがしていますか?」


女神 ミサキ

「ミエルといっしょで良かったと思える日が来ると言う意味です。」


みやび

「あといくつ寝たらいいさ?」


女神 ミサキ

「ふたつです。」


みやび

「わかったさ。

 ミエルのことは大好だいすきさ。」


女神 ミサキ

「あなたは、本当に可愛かわいいですね。

 学力がくりょくひくいことを気にしているようですが、あなたはかしこいと思いますよ。」


みやび

「あなたは、ミエルのおねえさんかなあ?」


女神 ミサキ

「そんなものです。」



翌朝


ミエル

「みやび、今日も中級ダンジョンにつきあって欲しい。」


みやび

「わかったさ、ふたつ寝たら、いいことあるさ。」


ミエル

「はげましてくれて、ありがとう。」



 2日後、ボクは、レベル22になった。

 そのとき、やさしい声を聞いた。

 みやびも聞こえたそうだ。


女神 ミサキ

「ミエル、おめでとう。

 みやび、ありがとう。


 賢者はレベル22ではなきます。


 よくここまで、がんばり続けましたね。」


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