01 パーティから追い出された
本日は、連続投稿します。
ねらう時刻は、9時40分、11時40分、13時40分、15時40分、17時40分、19時40分、21時40分の7回です。(手動で43分に投稿するかもしれません。)
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ギルドにあるテーブルの1つで、ケンカがはじまった。
このボク、苦労人 ミエルが、パーティのみんなに仲間はずれにされたうえに、いじめられているんだ。
勇者 カンゼン
「ミエルさん、オレの言うことを聞かないなら、パーティをやめてください。
役に立っていないくせに、給料を取り過ぎだ。」
苦労人 ミエル
「パーティの安全を守るために言っていることだろう?
なんで、そんな言い方をするんだ。」
僧侶 ジュエル
「あなたが変だからに決まっているでしょ!
普通の男性なら、わたしにチヤホヤしてくれるわ。
だけど、あなたは、わたしにキツすぎる。」
苦労人 ミエル
「そうじ当番を毎回とぼけてサボるからだろう。
いつもペアを組まされるボクの身にもなってくれ。」
魔法使い ペアレン
「ミエルが色々なことをできることは知っておるが、【精霊語】の使い方がおかしい。
魔法もワシに比べたら、ダメダメじゃ。
なんども、教えてやったのにな。」
苦労人 ミエル
「ボクの精霊語がおかしいと言うひとは、あなただけだろう。
【精霊たち】から文句を言われたことはないぞ。
どちらかというと、あなたの精霊語がナニを言っているか分からないと、ボクが【精霊たち】から聞かれているんだぞ。」
戦士 ハイパー
「まあまあ、ミエル。 落ち着け。
ミエルが、がんばっていることは知っているが、精霊語は、魔法使い ペアレンが一番くわしい。
いままで、ミエルのことをかばってきたが、これ以上はムリだ。」
苦労人 ミエル
「かばう?
よく言えるな。
こまったことがあれば言えよ!
というから、相談したら、
オレは神様じゃない。
気にするな、よけろ。
しか言わないじゃないか?」
勇者 カンゼン
「ミエルさん、みんなの気持ちは1つだ。
ミエルさんは、がんばっているというが結果がダメダメだ。
オレも、ミエルさんの精霊語が変だと思う。
ただ、オレもアクマじゃない。
だから、安全なギルドの多くのひとがいる場所で、ミエルさんに話をしているんだ。」
苦労人 ミエル
「わかったよ。
だが、ボクが生きていけるように、現時点のパーティ財産の5分の1を当分の間の生活費として、わたしてもらうぞ。」
勇者 カンゼン
「ああ、わたしてあげよう。
足手まといのミエルさんがいなくなれば、そのくらいの金は、すぐに手に入るからな。」
僧侶 ジュエル
「わたしの彼がやさしいひとで、ラッキーだったわね。」
戦士 ハイパー
「こまったことがあれば、言えよ。
たすけてやるからな。」
魔法使い ペアレン
「ワシのいうことを聞いていれば、こんなことにはならなかったのになあ。
残念じゃ。」
ギルドの受付嬢
「では、みなさん、覚書に、サインお願いします。」
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覚書
1.苦労人ミエルは、パーティをぬけること。
2.ギルドが評価するパーティ財産の5分の1をミエルにわたす。
3.今後は関係がないため、あいさつさえしない。
4.出会っても、話しかけないこと。 関わらないこと。
5.どちらかが金持ちになっても、金銭や手助けをもとめないこと。
勇者 カンゼンのサイン
僧侶 ジュエルのサイン
戦士 ハイパーのサイン
魔法使い ペアレンのサイン
苦労人 ミエルのサイン
〇〇年 △△月 XX日 ギルド立ち合い
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全員が覚書にサインをした。
戦士 ハイパー
「オレは、たすけるつもりだったんだがな。」
ボクは言い返すことをガマンした。
もう関係ないひとになったからだ。
それでも、おとなの言葉を言うことにした。
苦労人 ミエル
「みなさん、お元気で。」
勇者 カンゼン
「ミエルさんも、お元気で。」
ギルドの見物人たち
「おおー、さすがは勇者 カンゼンさま。
ほんとうに、やさしい。
できたひとだ。」
ボクは、ギルドを出て、宿屋で眠ることにした。
ミエル こころの声
『人生の貴重な時間をムダにしてしまった。
いつか、ボクを好きになってくれる人に出会えますように。』
ボクは、やけ食いして、歯をみがいて眠り続けた。
未来知見の女神 ミサキ
「わたしが守護する天祥のミエルを追い出すなんて、愚物のパーティですね。
世界一のバカどもが、思い知るがいい。」
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