サウナーと第一村人
石塚蓮 イシヅカレン (15歳)LV2
HP15
MP15
力10
守10
賢10
速10
技10
スキル
ヘファイストスの加護(言語理解 読み書き クラフト 収納)
サウナーLv1
(任意の場所へサウナストーンを数個落とす)
この世界の平凡な人のステータスは10 から20
凄い力持ちで90
王国の兵士で150から200のステータス
主人公は平均より低め。
若返った顔は前世より良い顔立ちになっている。
ゴブリンの中から出てきた魔石はキラリと妖しく
紫色の光を放っていた。蓮が魔石を手に取ると一瞬眩く発光すると
光が体の中へと入っていき、途端にサラサラと指の間から魔石だったものが地面へこぼれ落ちてしまった。
それと同時に何だか力が湧いてきたような気がする。
これは所謂レベルアップというやつなのか?!
首をかしげながらも、ステータスを確認する
レベル2になっていた。どうやらこの世界では
ゴブリンなど
その他の魔物と呼ばれるものを倒し、魔石から魔力を取り入れる事で自らを強化していく仕組みらしい。
なるほど、しかしスクロールし目をやるとサウナはレベル1のままだ。スキルはどうやら魔石とは関係ないらしい。
などと考えていると日が傾きかけているのに気づく。
日が完全に落ち、また魔物から襲われたら今度は視界が見えない分かなり危険になる可能性が高い。
なんとか森を抜けなければならない。
蓮は木の根が地面に這うような道を進むのであった。
暫く歩くと川を見つける。
緊張と未知の魔物との戦いで疲れも喉の乾きすら忘れていたようだ。
流れがある川の水は比較的綺麗だと前世みたYouTuberが言っていた気がする。ゴクゴクと音をたて必死に飲み込む。息をするのも忘れていたみたいだ。
その位乾いていたようだ。
この川沿いを歩けば人里に辿りつけるかもしれない。
またふたたび蓮は川沿いを歩き出した。
1時間ほど歩いただろうか、川に沿い緩やかに下っていてここは山の中だったことに気が付く
そしてなにやら
茂みの奥の方から声が聞こえる。声の方へ音を立てないようにゆっくりと近づく
?「この薬草を村に持ってかえらなきゃいけないのみどうかみのがしてください。。神様どうかお願いします助けて下さい」
歳の頃は7歳から9歳くらいだろうか華奢な体の女の子が、小さな狼のような魔物に今にも襲われそうに囲まれている。
蓮はとっさにサウナの魔法を魔物の頭上辺りへと唱える。魔法陣が形成され、高温のサウナストーンが
狼の魔物に直撃し、煙があがり一瞬いやな匂いが立ち込め、ゴブリン同様3つの魔石に変わる。
突然の見知らぬ人間の登場にすこし怯えている女の子を尻目に魔石を3つ体内へと吸わせた。どうやらレベルは上がらなかったようだ。
?「お兄さんこの山の上からきたの?」
久しぶりの会話で言葉が詰まりながら
『え?、そうだけど』かなり挙動不審だったと思う。
「もしかして魔法使い様ですか?今真っ赤な火の玉をとばして、、」
真っ赤なサウナストーンを落としただけである。
魔法使いだといった方が正解なのだろうかと思いながら聞く。
『どうして、こんな所に?』
彼女が説明してくれた。
彼女の名前は、イル この山を下った村にすむ女の子で
病にかかってしまった家族のため危険を顧みずに山に咲く薬草を取りに来たと、話す。
村、、この世界を知るためにも情報が欲しい。と咄嗟に
『イル、危険な魔物もいる、俺を一緒に村までつれていってくれないか?』
と強く提案したのであった。
イル 8歳 村人
髪は金色で、大きな目、とても可愛らしい少女
体は痩せていてとても8歳にはみえないくらい
小さい。
喋り方はハキハキしてしっかりもののようだ