サウナーと異世界転生
初めて投稿いたします。
地道に書いていきますので是非感想などいただけると励みになります。
今日も疲れた。いつもと同じ先をぐるぐると回るルート営業
代わり映えのない仕事。
仕事終わり渋滞の帰り道 この道を通るのはもう何回目だろうなどと訳の分からない事を考えながら車を流す
さて今日も
高温にさらされた木の香り、ぶわっと顔にまとわりつく熱気、如何にも熱波が襲って来そうなオレンジ色の照明。
私は35歳独身のどこにでもいる普通のサラリーマン石塚蓮
自他共に認めるサウナ好きだ。
サウナにハマったのは高校をでてすぐ就職したこの会社の上司から誘われたのがきっかけ。それからは仕事が終わればこの行きつけのサウナ 五橋湯ーらんど に通い詰めている。
身体を洗い、入浴し少し身体を温めてからサウナ室へ入る
いやぁ今日も90℃を少し上回るこの熱気が気持ちいい。
10分じっくりと入り最初の汗を流す、シャワーを浴び水風呂へ身体の熱を奪ってくれた頃に外気浴へいき身体を休める。一日の疲れが体からでる汗や熱気と共に抜けていくような気持ちになる。これらを毎回3セット行い
整えることができるのだ。
今3セット目が終わり水風呂で身体を引き締める
さぁ外気浴でも 、、
ぐにゃぁ~
なんだろこの感覚
心臓の鼓動が早い
いつも感じない手首に痛みを覚えるほど脈打っている。
あれなんだこ、、、
ぷっつん、、、、
真っ暗だ。なんだろう存在してるはずなのに
感覚が無い。
あれ、記憶はあって色々考えられるのになんだろうこの感じ
フワッとするこの感じどこかで、、、
あ!整ってるのか?!
?「あなた死んだんですよ」
『は?俺が?いや今サウナに入ってて整っただけ?え?誰ですか?!』
?「私はヘファイストス、あなたの世界では物作りの神と呼ばれている者です」
『え?は?神??』
「まぁ楽にして下さい、と言ってももう肉体は消滅し今は魂だけとなっている状態です」
『俺死んだんですか、、サウナで』
「まぁ死ぬ瞬間に私が地球からあなたの存在を消したが正しいかもしれません。」
『消した、、それはどうして』
「まぁ運が良いのか悪いのか人材を探していたのですよ」
『それが俺ですか?』
「はい、まぁこればかりは私と波長が合った地球での役目を終えた魂という限りなく薄い確率ではあるのですが」
『はぁよくわかりませんが』
「あなたにはもう一度私の管理する別の世界で生きて欲しいのです」
あれこれは異世界転生ってやつか??
チート能力を授かってハーレムで獣耳のかわいい女の子と、、って
「えぇまぁそんな所ですね、人間以外の獣人などの他種族も存在し魔物もいる所謂剣と魔法の世界です。」
『こ、心読めるんですね、、』
「まぁそろそろ私の力も少なくなってきました。あなたに授けるスキルなんですが基本的に直ぐに死なない程度の加護を付けておきます。そしてメインのスキルはあなたの1番望む物を念じてください、、それで、、は、、
再び意識が遠のく中で、ヘファイストスに言われたまま、1番望む物を念じた。
スキル サウナーLv1を獲得しました。
?!
え、あれ?手足の感覚がある
ここは、、
ギャーギャー と 空の上から鳴き声が聞こえる
とても澄んだ空気、風が気持ちいい
あれ俺、、、あ、転生したんだ。。