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6話 フスカの森2

 クルス・リンシーの元に戻り薬草で傷の手当をすませ、各々素材採取をこなしながら奥に進む。 

 日が傾き少し暗くなってきたので早めに野営の準備を始める。クルス・リンシーは枯れ木を集め、あらかじめ下準備した食材で簡単な料理をつくることに。

 枯れ木を拾いつつ虫除けやモンスター除けの薬品を周囲に振りまく。ボスクラスのモンスター以外は近づくことができなくなる。

(交代で見張りというのも疲れるし寝ているときに起こされるのは好きではないのでな。モンスター除けの薬をまいてくれているのはありがたい)

 

 エンネア・ゼロは念じ、謎の黒い空間からテントなどの野営セットを二組取り出しテント設営を行う。

 エンネア・ゼロがテントを設営し終わる頃、

 「晩御飯できたわよ」少し離れたところから呼ぶ声が聞こえる。

(晩御飯の準備ができたようだ。晩御飯は何だろう)

エンネア・ゼロとクルス・リンシーは料理の並んだ簡易テーブルに向かい合って座る。

 

「晩御飯は焼き鳥、サケとキノコと野菜のホイル焼き。じゃがバターと目玉焼き、コンソメスープもあるわよ」

「たくさんあるね、肉、魚、野菜、卵と食事のバランスが取れてるし、赤緑黄と鮮やかさも相まってすごくおいしそう」

「いただきます」

「いただきます」

 

(現実世界では独身の私は好きなものばかり食べていた。ハンバーグ、カレー、かつ丼、焼きそばといった茶色飯が多く栄養とかほとんど考えたことが無かったな。彼女のいない童貞の私が女の子とこうして食事をする日がくるとは。)

キャンプ飯を堪能して一晩明かすのであった。



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