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勇戦招絶  作者: 東武瑛
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一夜明けて

朝日が部屋に射し込み、龍は目を覚ました。戦いの余韻か、体の節々が痛い。

ベッドから降りて椅子に座る。タバコに火を着け一服した。修業の妨げになると知っても酒とタバコは止められない。「困った物だ」と思った。

一階に降り、茶を飲み朝飯の粥を食べた。

 それから店の主人と昨日死んだ二人を葬った墓場に行った。手を併せ拝む。せめてもの罪ほろぼしだった。

 そして馬に乗り街を後にした。

 村では兄の帰りを待つ男が目覚めた。「遅い。街に行ってみよう」そう思い、男は馬に乗り村を後にした。

 街に着くと武館に行って兄の事を聞いた。

武館の者は昨日、酒店で少林寺の王を倒した後、男が客の1人に殺された事を話した。「陳さん、お兄さんは墓場に葬られたよ」

「ナニッ、アニキが殺られた‼」

陳は墓場に向かった。そして酒店に行き主人に「殺った奴はどこにいる」と聞いた。

「九龍少林寺に行くと言って街から出て行きましたよ」と店の主人は答えた。

その言葉を聞くと陳は馬に乗り、街を後にした。

「アニキ、仇は必ず討つ」陳は呟いた。


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