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勇戦招絶  作者: 東武瑛
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13/17

龍達はやがて港に着いた。

「ありがとうございました。ここから船でマカオに行きます」宣教師は言うと銃を取りだし龍に渡した。

「これを差し上げます。きっと役に立つでしょう」宣教師はそう言って別れを告げた。

龍は銃を腰に差し馬に乗り九龍少林寺に向かった。

その頃、街に1人の男が現れた。男は武館に行くと中に入って行った。

「どちら様です」中庭で稽古していた男が聞いた。

「私は黄という。将軍の命で来た。館主に会いたい」 

黄が言うと「わかりました。お待ちください」 と男は言って奥に行った。

「先生、お客様です」徐は椅子に座り机に向かっていたが振り向いて聞いた。

「どんな奴だ?」「将軍の命で来た黄という方です」

「ホウ」そう言って徐は席を立った。

中庭に出ると「黄大侠、よくいらっしゃった」と言った。

「始めまして、徐先生。我々は少林寺の残党を探しています」

「それなら先日、1人死にましたよ。但し殺した男も死にました」

「殺した男も死んだとは」

「風来坊のような男に殺され、二人とも墓地に葬られました」 

「そうですか。で、殺した男は」

「九龍少林寺に向かったみたいです」

「わかりました。ありがとうございます」

黄はそう言うと武館を去った。

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