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勇戦招絶  作者: 東武瑛
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忍者対戦

明末清初の中国

山中の川のほとり

岩の上で目をつぶり座禅する男がいる。

歳は30位。髪を伸ばし束ねていた。

「ムッ」柔らかな表情が硬くなる。

シュ、シュ、シュ。山林から矢が男に飛んで来る。

「哈」男は中空に飛ぶと一回転して着地する。

山林から忍者が現れる。

手裏剣が男に飛ぶ。

男は黒マントを翻し手裏剣を払う。

四人の忍者が刀を手に男に襲いかかる。

男は背負った剣を抜き忍者と対戦する。

ズバッ、ブスッ、ズバッ。

男は三人の忍者を斬り倒す。

ドーン。1人残った忍者は煙幕の中、消えた。

カチン。金属音が響く。

男は剣を鞘に収め、馬に乗り山道を走って行く。

山を下り、夕陽の荒野をひたすら走って行った。




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