表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

宿命との出会い

 君は、運命を信じるだろうか。


 僕、梅田うめだ松竹(まつたけ)は小説家だ。

 昨年書いたファンタジー小説『風呂場の妖精』がヒットし、ドラマ化したりアニメ化したりしたのでそれなりに有名だ。


 ヒット作を生んだ作家として僕は、いわゆる次回作を期待されていた。

 そんなある日のこと、インターホンがなり、僕は出版社の人が次回作の催促に来たのかと思いしぶしぶドアを開けた。


 そこにいたのは、見たことのない女の子だった。

 綺麗なエメラルド色の目、透き通るような白い肌、そして夜の闇より黒く長い髪。

 美しい子だった。


 彼女は僕が顔を出すなりこう言った。


 「私に、運命をくれ」


 訳も分からず突っ立っていると、彼女はため息をついて去ろうとした。

 僕は、正直彼女を変な子だと思っていた。

 しかし、何かに引っ張られるように彼女に声をかけていた。


 「君……名前は?」


 彼女は意外そうな顔で振り向いた。


 「サダメ……宿命と書いて、サダメと読む」


 僕は、この出会いを運命だと信じている。

 後にも先にもないだろうというくらい、特別な運命だと—————。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ